書類選考が通って面接までいったらあと一歩。
しかし面接には誰でも緊張するもの。私も緊張しました。
あれこれ考えるよりも定番の質問に難なく回答できるようにしましょう。
行き当たりばったのしどろもどろの回答になるよりもスムーズな回答できる方が面接官への印象も良いです。
逆に言えば定番の質問が上手く回答できないと面接時も不利になってしまうので、しっかり準備しましょう!
まずは面接のために何をするべきかを知りたい人はこちらからどうぞ。
定番の質問1:「長所と短所を教えてください」
長所
履歴書や職務経歴書に書いた自己PRや仕事をして行く上で得た経験を絡めると面接官も興味を持ってくれてアピールになります。
より応募者のことを知りたいと思わせるように話したいですね。
人は自分の短所ばかり見えがちですが、誰にでも何かしらの長所というのはあります。
むしろ短所だと思っていたことが違う面から見ると長所、ということもよくあります。
自己分析で短所ばかり見えてしまう人は逆転の発想をしてみましょう。
短所
面接官が「ちょっと問題あるな・・・」と思わせるような、仕事に影響を与えそうなことはあえて言わなくても良いです。
長所・短所の質問で面接官が見るのは「自己分析力」があるかです。
アピールする長所が多いのはいいことですが、あまりダラダラと長く続けないことがポイントです。
簡潔な説明ができるようにしておきましょう。
会話のテクニック:長所ゆえの短所
会話のテクニックとして「長所ゆえの短所」という説明の仕方もあります。
例)
私の長所は常に慎重に物事を進めることです。
しかし時として慎重になりすぎて行動が遅れがちなところがあります。
なので常に慎重かつ迅速に行動するように心がけています。
短所を言うのは躊躇することもあるかもしれませんが、人間は誰しも短所を持っています。
「短所はありません」と言い切ってしまう人は逆に信用されなでしょうね。
短所は●●です→だからそれをカバーするために〜〜しています。
という回答が良いでしょう。
定番の質問2:「この会社を選んだ理由は?」
当然ですが「何となく選んだ」という回答はもちろんNGです。もっと主体的な理由を用意しましょう。
キャリアがある場合は、これまでの実績や技能・経験を伝えて面接官にアピールしましょう。
キャリアが乏しい場合は、自身の性格や資格、または学生時代の経験などなどで適性をアピールします。
キャリアがある人たちよりは不利ですが、自己分析を徹底的にしてその仕事への技術や経験がなくてもカバーできる理由を用意してください。
選んだ理由に「熱意」を入れると効果的です。
前向きに仕事に取り組む姿勢を面接官に見せてください。
特に未経験であるなら業界や仕事をよく研究して理解した上での応募であることをアピールしましょう。
定番の質問3:「趣味はありますか?」
直接採用の合否に強く関わるわけではありませんが気を抜いたら印象が悪くなります。
もし仕事上役に立ちそうな趣味であればアピールになります。
例えば自動車関連の工場に応募するなら、
「車が好きで休日にはドライブを楽しんでいます」
といった感じですね。
「特にありません」というのは面接官には「つまらない人間」という印象を与えかねないので控えましょう。
だからと言ってパチンコ、お酒、ゲームなどを出すのもいいとは言えません。
なるべくなら「健全な人間です」というアピールにつながる回答が望ましいですね。
休日に何もしない人よりも前向きな過ごし方をしている人の方がイメージは良いです。イメージの良さは面接中にもプラスに働きます。
本当にこれといった趣味がない、というのであれば
「これといった趣味がなかったので最近本を読むようになりました。まだまだ知識は浅いですが、最近では話題の●●を読みました」
といった具合の回答はいかがでしょう?
定番の質問4:「希望条件はありますか?」
もし、やむを得ない事情がある場合は正直に面接官に伝えるべきです。
例えば勤務地は特に支障が無ければどこでも可と回答しておきましょう。
勤務地がいくつかある会社を受けるのであればそれを理解した上での応募であるべきです。
支障がある場合はちゃんとした説明をして理解を得ましょう。
例えば、「介護のことがあるので勤務地は●●か○○を希望します」
としっかり伝えましょう。
採用された後で「実は●●なので勤務地は□□がいいのですが・・・」というのは後出しジャンケンのようなものです。受かれば後のことは後で考えるということをしてはいけません。
給与面では、
「前職では●●万円でしたので同程度はいただきたいです」
という回答はちょっと強気すぎますね。
だからと言って
「いくらでもいいです」
というのは謙虚に見えますがちょっと志が低いですし足元を見られかねません。
「御社の規定に従います」
という回答が一番無難ですね。
もし給与面が気になって一次面接で待遇面の話が出なければ、最終面接の場で「確認」の意味を込めて質問するのがいいでしょう。
最初の面接であまり給与面の話をするのは得策とは言えません。
定番の質問5:「何か夢はありますか?」
ここでは仕事上の夢を語るのが一般的です。
この仕事をしてどうしたいか、どうなりたいかを回答するのがいいですね。
そして、その夢に向かってどのような努力をするのかを説明するといいでしょう。
ただし実現不可能な夢を語ってもあまり意味がありません。
例えば、
●●な仕事をしたい→それに取り組むための姿勢
をアピールしましょう。
プライベートな夢を聞かれたらどう回答する?
これは人生設計についての問いが多いです。
例えば、
「将来□□をするために一生懸命に働きたいです。」
といった具合に。
「田舎暮らしをしたい」とかでもいいと思います。
もしこれといったことがないのであれば
「今は転職活動を成功させることです」
「仕事をして生活を整えることが私の夢です」
といった回答でいいでしょう。
定番の質問6:「うちの仕事はきついけど大丈夫?」
工場勤務は体力を使うことが多いです。
ただ「大丈夫です!」と回答するのはちょっと浅いですね。
ここはなぜ大丈夫かも付け加えたいです。
例えば、
- 「学生時代は野球をやっていたので体力には自信があります」
- 「日頃から運動をしているので問題はありません」
- 「前職も同じような環境だったので体は慣れています」
といった回答が無難でしょう。
この質問は具体的にどうきついのかを聞いてもOKです。
採用されて入社した後で
「これじゃ条件が違う・・・」
といったズレもなくす事ができます
具体的にどんな仕事でどう進めて行くのかを知ることもできます。
もし「残業が多い」という話が出たら、
「最初は慣れないこともあるかもしれませんが、仕事に慣れてから進め方を見直せるようにしたいです」
という回答も前向きでいいですね。
定番の質問7:「転職回数が多いですね」
これはどうしても面接官は気になることです。
もしかしたら
- 「嫌な事があったらすぐやめてしまうのか」
- 「トラブルを起こしやすいのか」
と思っています。
なので面接官の不安を払拭するような回答が望ましいです。
「これまでの会社は給料が安かったから」
と、正直すぎる回答はなるべく控えましょう。
転職回数の質問で待遇面を前面に出すのはやめておきましょう。
元の会社の悪口(上司、同僚、その他)も良い印象が持たれないのでやめておきましょう。
やはり前向きな転職であることをアピールすればなぜ転職をするのかに説得力が増します。
定番の質問8:「他に受けている会社はありますか?」
変に取りつくろって嘘を言うよりは正直に他に受けている会社があることを伝えましょう。
というよりも転職活動で「1社しか考えていない」という人はいないと思います。
むしろ面接官もそれは分かっています。
ただし具体的に「株式会社●●とxxと△△と・・・」会社名を上げる必要はありません。
「鉄鋼関連です」「食品関係です」といった具合に、どういった業界の工場かくらいに留めた回答でOKです。
その上で「御社が第一希望で転職活動をしています」
と回答するのが無難ですね。
定番の質問9:「年齢がずいぶんと上ですね」
年齢を不利と感じたら「売り」になると前向きに考えましょう。
もちろん年齢は若い方が有利です。
入社したら自分より若い先輩がいることもあるでしょう。
もし他の応募者よりも年齢が上だとしても、あなたのキャリアや経験は武器になります。
これは若い人には無いあなたの強みですし、会社にとってプラスになるはずです。
だから仕事は若い人よりもできることをアピールしましょう。
この質問が出ても動揺したりひるまないように堂々としていてください。
工場の面接でも聞かれる定番の質問9選のまとめ
もちろんどの面接でも必ずこの9つが聞かれるとは限りません。
しかし面接時に何が聞かれるかは誰にもわからないのもまた事実。
そして定番の質問は聞かれる可能性が高いというのも事実。
重要な質問は
- 志望動機
- 前職でどんな仕事をしたのか
- 今後どんな仕事をしたいか
といったあなたのこれまでとこれからですが、上記に挙げた定番の質問はあなたの人となりを知るためにも重要です。
ここをうまく答えられないと企業側にもアピールができません。
定番の質問くらいは簡単に答えられるように準備しておきましょう!
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