工場の仕事は楽と見られることがありますが、本当のところはどうなのか気になる人も多いと思います。
実際に工場で勤務している私としては「楽といえば楽だけど、キツいといえばキツい」といったところです。
工場勤務の何が楽かキツいかは、どこを重視しているかによるところが大きいです。
ここでは工場勤務が楽なのかキツいのか、そして楽な工場の見つけ方までを紹介していきます。
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目次
工場勤務が楽かどうかは人による、そして仕事内容による

工場・製造業の仕事が向いているので「楽だ」という人もいますし、向いていないから「キツい」という人もいます。
何かしら「楽」と「キツい」が同居しているのが仕事というものなので、「100%楽」という仕事は残念ながら無いでしょう。
あったとしてもあなたの望む条件が全て揃っているとは考えづらいです。(給与、休日、etc・・・)
つまり、工場勤務のどの部分を見て「楽」または「楽じゃない」と思えるかがポイントです。
楽と思えるなら下記のことをメインに見ているでしょう。
- 簡単な作業で覚えやすいし難しいことが少ない
- ものづくりも単純作業も好き
- 前職に比べて今の工場の仕事の方が精神的に楽
また、楽ではないと思うなら下記のことをメインに見ているでしょう。
- 単純作業がキツい
- 体力的にキツイ
- 人間関係が悪い
このように、ポジティブな面とネガティブな面のどちらを重視するかによって楽かどうかの意見は分かれてきます。
工場勤務が楽な場合

軽作業の職場
何といっても普段の作業に肉体的な負担がない方が楽です。
重量物を扱うような作業だと体力も必要ですし、ちょっとした不注意で腰を痛めたり事故で怪我をしたりということもあります。
工場でいう軽作業というのは例えば以下の作業を指します。
- ピッキング
- 検品
- 梱包
- シール貼り
- 組み立て
- 仕分け
これらの作業は比較的簡単で、かつ肉体的な負担も少ないので「楽」と感じることでしょう。
ただしこれらの作業でも扱うものや作業内容によっては体力が必要なこともあります。
単純作業やものづくりが好き
単純作業が好き、または得意な人や、物を作ることが楽しいと思う人ならそれほど苦にならないので「楽」と感じるでしょう。
最初は上手くできなくても慣れてくれば素早く綺麗に作業できるので、やりがいを持つこともできます。
頭脳労働や人と関わる仕事よりも目の前の製品に集中すればいいので、難しく考えなくていい分「楽」と感じることもあります。(もちろん何も考えなくてもいいわけではありません)
室温が一定である(空調完備)
空調が完備している工場は当然体の負担も少なく働きやすい職場です。
まだまだ夏は暑く冬は寒いという工場は多いです。
工場内の室温は何を製造するかにもよるので、全ての工場で空調を完備するというのはなかなか難しいものがあります。
逆に言えば快適な室温を保てる・保たなければならない製品を製造する工場の仕事を探せば夏でも冬でも快適に仕事ができるということです。
残念ながら私の働く工場は夏は暑く、冬は寒いです・・・。
余計なコミュニケーションが発生しづらい
全ての工場の仕事で、とまでは行きませんがライン作業や組立や検査の仕事は黙々と仕事をする傾向が高いです。
営業や内勤等で取引先とのコミュニケーション、電話対応などにイマイチ自信が無いのであれば、機械や作業に集中する仕事は気楽に感じられる可能性は高いです。
少なくとも仕事中は目の前の作業に集中することが最優先なので余計な会話は生まれづらく、もしあなたがコミュ障であればだいぶ気楽に仕事ができるでしょう。
ただし、集団の中にいる以上、始業から終業まで全く会話を無しにすることはできません。
社会人であれば基本的な挨拶は当然必要ですし、仕事中でもそれ以外でも、何かしらあれば会話や報告等は生まれます。
もし工場勤務が初めてならOJTで先輩から色々教わるのでそれだけでも会話は生まれます。
他の従業員とのコミュニケーションが円滑であれば仕事もスムーズにいくので徹底的にコミュニケーションを排するのはあまりお勧めしません。
あくまでも「余計なコミュニケーションが発生しづらい」ということなのでご注意を。
運搬系の仕事は意外と楽
フォークリフトで荷物を運ぶ仕事だと機械で重量物を運ぶのでそれほど肉体的な負担は少ないです。
ライン作業でじーっと同じ作業を繰り返すよりは工場内を移動することで精神的にも楽ですし、重量物を自分で一から積み上げることも無いので肉体的にも楽です。
フォークリフトの免許も最短2日、最大で5日で取得できるので工場で働くつもりがあれば取得して損は無いでしょう。(とはいえすぐに手足のように扱えるわけではありませんし慣れは必要です)
ただし、フォークリフトはかなりパワーがあるので、操作を誤ると簡単に人に怪我をさせられますし重大な事故を起こします。
- 運搬物で前が見づらくてフォークリフトをぶつけてしまった
- 物陰から不意に人が現れて轢いてしまった
- 急ブレーキで荷物が滑り落ちて損害を出した
- しかも落ちたところに人がいて下敷きになった
といった事故も想定されるので「こりゃ楽だわ〜」と甘く見てはいけません。
他の仕事と比べて精神的に楽
肉体的な負担は無い方がいいですが、精神的な負担が無いというのも重要です。
前職や現職が忙しかったり仕事の内容が合わなかったという人は工場の単純作業の方が圧倒的に楽だと思うでしょう。
これまで仕事を、
「辛いけど仕事ってこんなもんかなぁ・・・」
と思っていた人は
「え、これでいいの?」
と思うかもしれません。
- 面倒な取引先
- 余計な会議
- 資料の作成
- 売上・ノルマに関わるプレッシャー
- 社内外での調整
- その他諸々
面倒ごとは職種によって様々ですが、何かと忙しかった人からすると余計なあれこれから解放されるかもしれません。
もちろん工場の仕事でも忙しいことはあります。
しかし、目の前の作業に集中すること、生産目標を達成することが最優先なのでこれまでの仕事より余計なことは考えなくていいと思います。
定時で退社できる
長時間労働をせずに定時で帰れるのは肉体的、精神的にもかなり楽です。
工場の仕事は時間がキッチリ決まっていることがあります。
もしこれまでに残業、休日出勤上等なブラック企業で働いていたなら工場の定時上がりに衝撃を受けるでしょう。
もちろん全ての工場が定時上がりという訳ではありません。
繁忙期や急な生産上昇などがあれば残業対応になる工場はあります。
それでも定時退社できる工場なら長時間労働のストレスを感じることもないので楽に感じることでしょう。
定時退社できるということは、しっかり体を休められるし仕事以外の時間も十分に取れるので何よりも代え難いものです。
仕事以外の時間に余裕が持てる生活は人生も充実してきます。
工場勤務がキツい場合

肉体労働がメイン
体を使う仕事なのである程度は仕方ないことですが、肉体的な負担が大きいとキツいです。
重量物を扱う場合は体の負担が大きいので楽じゃないです。
作業中は立ちっぱなし、意外とあちこち動くことが多い作業などもあると、どうしても体力を使います。
ライン作業は動かず立ちっぱなしで作業することも多いです。
「それなら楽じゃん」と思うかもしれませんが、じーっと立っているのは慣れないと思った以上に疲れるものです。
それならある程度歩く作業内容だとしても移動範囲が多いとやはり疲れます。
いずれにしろ体を使うことが多い仕事なので、力仕事が多い工場だと体力に自信のない人はかなりキツい仕事です。
その環境に慣れるか馴染めないと毎日が苦痛になります。
交代勤務、夜勤がある
生活のリズムが狂いがちなので休日にうまく体を休められないこともあります。
夜勤は稼げるので給料を重視している人なら多少のキツさ厳しさは耐えられると思います。
しかし体は正直なので悲鳴を上げ始める前に自分の健康は十分注意してください。
稼げるのは良いことですが無理して体を壊さないように注意が必要です。
夏は暑く、冬は寒い
生産するものによりますが、夏が暑く冬が寒い工場は多いです。
あまりにも作業環境が過酷だと仕事にならないので会社もある程度対策はします。
個人レベルでも暑さ、寒さの対策は取れます。
それでも熱中症になったり風邪を引いたりというのはよくある話です。
何より暑い場所、寒い場所で1日を過ごすのは体力的にかなりキツいものです。
扇風機やストーブなどはありますが、それでも快適な室温で働ける職場は羨ましく思いますね。笑


職場が不衛生、汚れる仕事が苦手(5Sが十分に機能していない)
汚いものや汚れに抵抗のある人にとってはキツい仕事かもしれません。
生産するものにもよりますが、私の働く工場は金属を加工しているので機械油等で手や作業着が汚れるのは日常茶飯事です。
機械油程度であれば手や作業着が汚れる程度で済むし、落ちづらいとはいえ洗えばそれなりに清潔さは保たれます。
作業着の汚れがひどい時は申請すれば新しい作業着も支給されます。
しかしそういった汚れに抵抗があると工場で働くのは精神的にキツいでしょう。
それ以上に、ゴミや物が散乱していたり空気が悪いといった工場だとそれだけでうんざりしてきます。
工場の仕事は「5S」が重要です。5Sとは下記の頭文字をとったもので、内容は以下の通りです。
- 整理/不要なものは捨てる
- 整頓/道具は使いやすく並べる
- 清掃/綺麗に掃除をして点検もする
- 清潔/綺麗な状態を保つ
- 躾/決められたことを実行する習慣をつける
どうしてもある程度汚れる仕事であることは仕方ないことなのでこういった考えがあるのですが、5Sが十分に機能していない工場は働きづらいはずです。

単純作業に馴染めない
単純作業はあなたが思っている以上に精神的・肉体的に疲れる可能性があります。
頭をそれほど使わないことは楽だと思うかもしれませんし実際その通りの部分もありますが、初めて単純作業に従事したら「キツい・・・!」と思う人は多いと思います。
同じような作業を繰り返していると、
- 飽きる
- 時間の進み方が遅い
- やっていることに疑問を覚える
- 自分が機械やロボットになった感覚になる
- 自分が思っていた以上に疲れる
ということは多々あります。
これらを乗り越えられたり自分なりに工夫して仕事ができれば割と楽に思えるかもしれませんが、どうしてもこの単純作業が馴染めない人もいます。
私も単純作業は好きですが最初の頃は上記のような理由でキツいと思ったことはありますし、今でもたまに思う時はあります。
人間関係が悪い
仕事以外で余計な人間関係のこじれは働く意欲さえ失くしてしまいます。
工場で働く人たちの性格はある程度傾向があります。
- ヤンキー上がり
- 学歴が低い
- マナーが悪い
- ギャンブル好き
- タバコ好き
- オタク気質な人
- 陰キャ、コミュ障
などなど、割と想像通りの人がいます。(もちろんそんな人ばかりではありませんが)
そういう人たちの中でやっていけるかどうかを考えて「ちょっとキツいなぁ・・・」と思うなら毎日の仕事は結構うんざりしてきます。
ただし、工場に限らずどこの職場でもそうですが、同僚と性格的に合わない、上司に問題がある(パワハラなど)と仕事自体が嫌になります。
実際に働いてみないと人間関係の良し悪しは分かりませんが、「人間関係ガチャ」に外れてしまった場合はかなりキツい職場でしょう。
ただし、人間関係はある程度良くすることが出来るので自分次第というところもあります。
あなたがコミュ障だったとしても、せめて挨拶くらいはちゃんとしておけば人間関係を自分から最悪にすることは避けられます。
むしろ挨拶だけで最悪を回避できるならこんなに簡単なことはありません。(何よりタダですから)
仕事のことを質問すればそれだけでコミュニケーションになりますし「頑張ってるな」と周りからの評価も上がります。(これも工場の仕事に限らずですが)
正直、人間関係が上手くいってる職場なら仕事が多少キツくても精神的にはまだマシです。それすら無いという職場なら病む前に転職することをオススメします。

残業が多い
残業のある工場は稼げますが、残業が多いと本気で仕事にうんざりしてきます。
私も残業の多かった日々は大抵以下のことが頭の中をループしてました。
- 本来なら帰る時間帯なのになぜまだ仕事をしているのか
- なぜこんなに加工しなければいけないのか
- 「定時」という言葉の意味とは?
- 今月どれくらい残業代稼いだっけ?
- え、まだこんなに加工するの?バカなの?
- というか明日もどうせ残業なんだよな・・・
最初のうちは残業代が出るから多少やる気があるものの、いずれ「残業代とかいいから早く帰りたい」と思うようになります。(私はなりました)
「遅く帰って寝て起きて、仕事へ行ってまた残業」の繰り返しが好きな人は多分いないと思います。
残業代が出るならいいと思うかもしれませんが、多すぎる残業は肉体的にも精神的にも疲れます。

楽な工場勤務の仕事の見つけ方

「工場勤務の仕事が楽な場合」の項目に上げた条件を満たす工場ならかなり楽に働けるでしょう。
逆に言えば、「工場勤務の仕事がキツい場合」の項目に上げた条件をなるべく避ければ楽な工場で働けるということでもあります。
おさらいすると以下の通りです。
【工場勤務が楽】
- 軽作業
- 単純作業やものづくりが好き
- 空調完備で室温が一定
- 余計なコミュニケーションが発生しづらい
- 運搬系の仕事は意外と楽
- 他の仕事と比べて精神的に楽
- 定時退社できる
【工場勤務がキツい】
- 肉体労働がメイン
- 交代勤務、夜勤がある
- 夏は暑く冬は寒い
- 不衛生である(5Sが機能していない)
- 単純作業に馴染めない
- 人間関係が悪い
- 残業が多い
とはいえ、全ての条件を満たす工場を探すのはさすがに難しいです。
働く上で何を重視するか、譲れないポイントはどこかを考えて自分に最適な工場の求人を探しましょう。
工場で10年働いた私の経験から言うと、とりあえず求人内容で以下の3つの項目が揃っている、またはどれか1つでも当てはまる工場は比較的楽に働けるでしょう。
具体的に説明していきましょう。
空調が整っている
前述した通り、空調完備だと1年を通して快適に作業をすることができます。
求人内容に、
- 空調完備
- 冷暖房完備
ということが書いてあれば1年を通して一定の温度を保った職場の可能性は高いです。
また、半導体などの工場で「クリーンルームの作業です」と書いてある場合も温度が一定の可能性が高いです。
生産するものによっては温度が一定でないと製品がダメになるので室温を一定に保つ必要があります。
食品工場などの場合は室温を低く保たなければならない製品もあるので、何を生産している工場なのかも良くチェックしておきましょう。
交代勤務が無い(夜勤が無い)
朝出勤して夕方に退社できる仕事の方が交代勤務をするより肉体的、精神的に楽です。
夜勤があると給料がいいので、はっきり言って稼げます。でもキツいです。
なぜキツいのかというと、
- 睡眠が上手く取れない(=疲れが取れづらい)
- 生活リズムが崩れる
- 友人と生活時間帯が合わない
この辺が主な理由です。
夜勤をしたことがない人はピンとこないかもしれませんが、あなたが想像するよりも結構キツいものです。
夜勤明けだと慣れないうちは睡眠が上手く取れないこともあります。(明るい、うるさい等)
思わず寝る前にたくさん食べたり、日中みんなが普通にできることができないこともあります。
友人と遊ぼうと思っても生活の時間帯が合わないことも地味にストレスになります。
また、人が仕事が終わった時間に仕事に行くというのも慣れないうちは嫌なものです。(逆に人が出勤する時間に帰るのはちょとした優越感もありますが)
夜型な人は夜勤が得意かもしれませんが、交代勤務になれば日勤と夜勤を繰り返します。
生活時間帯を交互に変えるのも慣れないと結構ストレスです。
残業が無い、少ない
前述した通り、長時間労働は肉体的にも精神的にも疲弊します。
もちろん稼げるのですが、給与をメインに考えて残業も夜勤も上等という考えだといずれ無理がたたります。
せっかく稼ぐために、稼げる工場を選んで働きはじめたのに体を壊してしまったら本末転倒です。
逆に言えば長時間労働を見越して働くのであれば、体や心を休める工夫をしておく必要があります。
工場勤務の求人内容を見抜く目を養う

自分が希望する条件に合う求人内容でもよく見ると注釈や小さい字で何か書いてある求人もありますが、正にここが重要なポイントです。
そこをよく確認しないで
- 給料がいい
- 勤務時間が日勤のみ
などといった面だけ見て採用されたら思っていたのと何か違う、求人内容を再確認しても後の祭りです。
ちょっとわかりにくい表現になってミスリードを起こしやすい求人内容もあります。
求人サイトに掲載されている様々な求人を1ヶ月くらい確認し続けると何となく「これおかしくない?」ということが分かってきます。
楽な工場の仕事を見つけたとしても待遇面がイマイチだったら今度は仕事のやる気が下がるかもしれないので注意しましょう。
面接時に細かいことまで確認することも大切です。
「求人内容には○○と書かれていましたがここを詳しく教えてください」といった質問ならあまり角が立たずに済むでしょう。
抽象的な言葉や無駄に明るい画像には注意
「アットホームな職場」「風通しの良い職場」「やりがいのある仕事」などの言葉を前面に出して大きくアピールしている求人内容は注意してください。
まともな求人内容ならその職場の仕事内容や待遇面の詳細をアピールしています。
もちろん上記の言葉があっても具体的であったり詳細は書かれていることはあります。
まずは抽象的な言葉が大きくアピールされている時は「言葉の裏」に何があるかを警戒してください。
なぜそのような言葉が並ぶかというと、ほかに魅力をアピールできる材料が無いということが考えられます。
また、やたらと「明るい職場!」であることをアピールする画像も怪しい香りがします。
職場の雰囲気が良いのは大変良いことですが、アピールするところはそこがメインであるべきではありません。
少なくとも仕事の内容や待遇面がしっかり分かりやすく記載されている求人へ応募しましょう。
さらにいえば「この仕事はここが大変」ということまで正直に書かれている求人は誠実さをうかがい知れます。(実際に応募するかは別として)
基本給と残業代
残業代が支払われるとしても「固定残業」「みなし残業」という言葉に注意してください。
固定残業やみなし残業は「これくらい残業するだろう」ということで給料に残業代があらかじめ上乗せしているということです。
求人内容には以下のように細かく表記しなければいけない事になっています。
【OKな表記】
基本給○○万円、固定残業代□□円(△時間相当分)
△時間を超過した時間外労働は別途支給
しかし以下のような記載されている場合はNGです。
【NGな表記】
基本給○○万円(固定残業代を含む)
固定残業代を超過した分は別途支給
NGの場合どこまでが基本給なのか、残業時間は何時間なのかが分かりません。
月の残業がだいぶ多いのにそれにしちゃ給料安くないか・・・?ということになりかねませんので注意しましょう。
年間休日と週休について
年間休日が何日あるのか、週休二日制なのか完全週休二日制なのかもよくチェックしましょう。
一般的に、年間休日が116日以下は少ないとされているので、求人票に116日より少ない年間休日が書いてある場合は忙しい工場の可能性は高いです。
週休に関しては以下の意味です。
- 週休二日制・・・1ヶ月のうち週休二日が1回はある
- 完全週休二日制・・・毎週2日の休みがある
ただし完全週休二日制でも土日が休みとは限りません。
シフト勤務になるとそういうわけにもいきませんし、祝日は出勤日となっているところもあります。
このような形態になっている工場は割とあります。
社会保険は要チェック
稀に社会保険を完備していない求人情報もあるので注意してください。
社会保険とは下記の4つの保険を指します。
- 健康保険
病気や怪我で医療機関に受診する際に3割負担で受けられる - 厚生年金保険
国民年金保険に上乗せする形で年金を積み立て、半額は職場で負担してくれる - 雇用保険
失職した時に失業給付金を受けられる - 労災保険
仕事中、通勤中に起きた怪我や病気、障害や死亡が起きた際に保険金を給付
もしこれらが揃っていない職場で怪我でもした場合、保険金の給付は受けられないし医療費も高額になることが予想されます。
将来受け取る年金額も少なくなってしまうかもしれません。
いくら給料が良くて待遇も良さそうでも社会保険完備されていない求人はかなり危険です。
社会保険完備の求人の方が多いですが、生活する上でかなり重要なポイントなので必ずチェックしてください。
ブラック企業かどうかも調べておく

求人内容を見て自分に合う工場か、楽だと思える仕事かを確認するのも重要ですが、そこがブラック企業かどうかを調べるのも重要です。
それを調べるのはネットの力を借りるのが一般的です。
SNSやネットの検索で確認する
ツイッターなどのSNSで会社名で検索すると評判や口コミが出てくることがあり、大手の企業や工場だとその確率はかなり高いです。
SNSで見つからない場合は普通にネットで会社名を検索すると、会社の口コミや批評を掲載しているサイトや掲示板などに生の声が書かれていることがあるので確認しましょう。
ただし、大手より規模が小さい企業や工場だとあまり出てきません。
また、掲示板の場合は悪口の方が多かったりするのでどこまで信用していいものか悩みどころです。
掲示板に書いてある悪評を全て鵜呑みにするとどこにも求人の応募ができなくなってしまうので、
- より具体的に書いてあることは参考にしてみる
- 曖昧に書いてあることは警戒する
くらいの見方をしてみましょう。
工場勤務は楽すぎ?のまとめ
- 工場の仕事が楽かどうかは仕事内容と人による
・仕事のどの部分を重視するかによる - 工場勤務が楽な場合
・軽作業である
・単純作業やものづくりが好き
・空調完備、室温が一定
・余計なコミュニケーションが発生しづらい
・他の仕事と比べると精神的に楽
・定時退社できる - 工場勤務がキツい場合
・肉体労働がメイン
・交代勤務、夜勤がある
・夏は暑く、冬は寒い
・不衛生(5Sが機能していない)
・単純作業に馴染めない
・人間関係が悪い
・残業が多い - 楽な工場勤務の仕事の見つけ方
・空調が整って室温が一定な工場
・交代勤務や夜勤が無い
・残業が無い、少ない - 求人内容を見抜く目を養う
・抽象的な言葉や無駄に明るい画像に注意
・基本給と残業代
・年間休日と週休
・社会保険は要チェック - ブラック企業かどうかもチェック
・SNSやネットで会社名等で検索してみる
という訳で冒頭でも言いましたが、工場・製造業が楽かどうかは
- 人によるし、作業内容による
- 仕事のどの部分を重視するかで楽かどうかが変わる
この2つが結論です。
楽な面ばかりを見てしまうと給料が安かったりするので、もし工場の仕事をするなら何を重視するかのバランスがポイントです。
工場勤務は決して「楽して稼ぐ」という仕事ではないですが、あなたの適性にハマれば思ったよりも気楽に仕事ができるのも事実です。
自分の適性等をよく考えて、あなたに最適な工場を探しましょう。
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