条件が良いところへ転職したいというのは重要ですが、職場の雰囲気が良いというのも重要です。
職場の同僚と良い関係で働ければそれに越したことはないのですが、そうもいかない場合もあります。
「もう嫌だ!辞めて転職する!」と思う前に試していただきたいのは柳の木のように相手の悪意を受け流すことです。
まともに相手をしても、反発しても、疲れるだけです。
それでもどうしてもダメなら遠慮せずに転職していまいましょう。
もっと良い職場環境の工場はたくさんありますし、何なら工場以外の仕事に転職したって良いのです。
ここでは実際に工場で働いている人たちの人間関係に関する悩みを元にどんな対策ができるか考えてみましょう。
合わない人がいる場合
合わない人への対策は?
変に相手にしても面倒なだけなので「そういう置物」程度に考えてました。
人間の性格は十人十色、いろんな人がいるものです。
その中にはあなたと合わない人がいたり変な人がいるのも仕方のないことかもしれません。
しかし合わない人たちと真正面から対応していたら心が疲れてしまうかもしれないので割り切ってしまえばいくらか心は楽になります。
最初は慣れないかもしれませんが、割り切ることを続けていると意外とできてしまいます。
「そういう置物」という考え方はなかなか面白いですね。そしてこれも効果的です。
真剣にとらえず「置物が何か言ってるな〜」くらいに思っておけば気が楽になりますよ。
どうしてもしんどいと思ったら実際に上司に相談して配置転換を申し出るのも良いでしょう。
あまりにもその人と合わなくて仕事に支障が出たら作業効率が悪くなってしまいます。
工場としてもそんなことで作業が滞るのは避けたいので有効な手段と言えます。
面倒な上司がいる場合
面倒な上司への対策
直接上司へクレームをつけたこともありましたが、話しを聞いてくれずに逆にボーナスの査定を下げられたため、それ以降はその上司の指示に従うことなく黙々と自分の仕事のみをこなしていました。
上司と合わない時は結構しんどいですね。
私も経験ありますが、ある程度「そういうもんだ」と思って必要以上に関わらないようにしていました。
指示に従わないのはある程度なら反抗の意思を見せることはできますが、それが過ぎると逆に「問題のある人」と見られるので程々にしておきましょう。
愚痴を言い合うくらいで発散できる場合はまだいいですが、もし可能なら異動を考えてみましょう。
しかし異動が叶いそうも無い、またはもう我慢できなさそうなら転職を考えてもいいと思います。
そんな面倒な上司がいる工場よりも働きやすい工場はいっぱいありますよ。
派閥がある場合
課の中でも派閥があったり犬猿の仲があったりしますが、シフトに組み込まれたらその方達と仕事をせざるをえず、入社直後はどうしていいかと悩みました。
派閥がある場合の対策は?
人の悪口は絶対に言わず、良いところを見るようにしました。
結果的にはそれが良かったようで、誰とでも話せる環境になりました。
「どちらか側」の人間にはならずに「真ん中」であることを意識してみましょう。
どちらか側について変に対立に巻き込まれると余計にしんどくなってしまいます。
そして、仕事をしているのに余計なことで気を揉むと毎日が嫌になってしまいます。
反発しそうな心をひとまず抑えて、良い部分を見ていると少しは気が紛れてきます。
自分から「○○が嫌い」と言っているといつか誰かの耳にも入ってしまうかもしれません。
そんな時はなるべく敵を作らずにのらりくらりとかわして仕事をしましょう。
職人気質の人がいる場合
職人気質な方が多いのか言葉は足りないのにすぐにイラッとした感じを出して空気を悪くする人が多い様に思う。
職人気質の人への対策は?
周りをよく見て観察するしかないと思いました。
適度に周りと距離を保ちつつ仕事に集中する様にしています。
工場の仕事で自分の仕事に誇りを持った職人気質の人もいます。
本来なら工場の仕事内容はマニュアル化されているものですが、残念ながらそれが甘い工場があるのも事実。
職人気質の人は教えるのが下手な人もいるので見て覚えろという感覚で、それでいて厳しかったりするのでしんどいですね。
ただ、厳しい人ほど積極的にあれこれ聞いてくる人は「こいつは頑張ってるな」と認めることもよくある話です。
それで仕事ができるようになるとより認められて周りからの評価も上がっていきます。
いずれにしろあなたが仕事ができないままだとアタリがきついままになってしまうので、まずはグッとこらえて分からないことを聞くことから初めてみましょう。
ただし、あまりにも教え方が下手で気難しい人であれば上司に相談したり転職を考えましょう。
我慢すればするほどキツくなってしまいます。
「女の職場」の場合
内容は愚痴や噂話など、典型的な女のお喋りという感じで、あまりそういう話が得意でない私には苦痛でした。
「女の職場」での対策は?
そう思ったら気にするだけバカバカしく思えてあまり気にしないように心がけました。
自分から話をせず、お喋り好きな人の話を適当に聞き流していました。大人しくて聞き上手な人というポジションが当たり障りなくていいと思います。
相手をするのがしんどい人と無理に合わせることはありません。
仕事をすれば疲れるのに余計なことで精神的にも疲れるのは馬鹿らしいです。
仕事は一日のうちの大半を占めますが、あなたは仕事のみに生きているわけではありません。
もちろん気の合う人たちと愚痴を言い合うというのも一つの手段です。言っているうちはスッキリしますからね。(聞かれたらまずい人に話が漏れないようにはしておきましょう笑)
悪口や愚痴を言うのが苦手な人は聞き流したり合いの手を入れたりして真剣に受け取らないようにしましょう。
あまりハマりこんでしまうと余計に疲れてしまいますよ。
話を合わせても心の中で「はいはいそうですか〜」くらいに思っておきましょう。
面倒なおばちゃんがいる場合
新人で少しは配慮というものをして欲しいと思ったのが、事実としてあります。
面倒なおばちゃん対策は?
その結果、おばちゃん達とは、良好な関係を保っていました。
そのオバさんはもう20年以上も働いているベテランで、新人が来ると凄いいじめをしていてここ数年で何人もの新人が辞めたそうです。
いろんな職場にいわゆる「お局」または「職場の主」のような人がいるものです。
そういう人と付き合わなければならないのは非常にストレスですが、逆に気に入られてしまうと結構心強かったりもします。
避けたくなる気持ちも分かりますが、あえて自分から距離を詰めてみると気に入られて意外と働きやすくなるかもしれません。
お菓子の差し入れはいいアイディアだと思います。
しかしどうしてもキツいおばちゃんがいる場合は上司に相談しましょう。
そのおばちゃんが有能でも毎年新人をいびり倒して辞めさせているなら、人材が根付かないのは会社にとって重大な損失でもあります。
たとえ有能なおばちゃんがいなくても、新人だっていずれ仕事を覚えます。
そうなれば工場はちゃんと稼動できますよ。
もしそれすら叶いそうも無いのであれば、もう辞めてしまいましょう。
面倒なおばちゃんのいない工場、または違う仕事は他にもあります。
外国人の同僚がいる場合
一緒に働く同僚が外国人の場合もあります。
この場合はなかなかコミュニケーションが取りづらく、戸惑うこともあるかもしれません。
しかし、相手も同じ人間です。必要以上に構えることはありません。
私は製造ラインのリーダー的な立場だったので、コミュニケーションを取るのに苦労しました。
外国人の同僚への対策は?
あとは身振り手振りで作業を教えたり、熱意を持って接することで何とかコミュニケーションを取ると、理解してくれることが増えました。
やはり言葉が通じない分ジェスチャーは有効ですね。
日本人はジェスチャーが苦手な人が多いのですが、言葉が通じないからこそ必要です。
情熱を持って接すればきっと伝わります。
こちらが一生懸命だと向こうも一生懸命理解しようとしてくれるでしょう。何より一生懸命に接されると嬉しいもんです。
お互いのやる気にも繋がりますからね。
一緒に話をするのもいいですね。
彼らも慣れない環境で一生懸命働いているのだから、言葉が通じないからといって仲間外れにするようなイジメみたいなことはいい大人がするものではありません。
話しているうちにお互い徐々に慣れていき言葉も何となく理解しくるてものです。
むしろ外国人と触れ合う機会があまり無いならちょうどいい異文化コミュニケーションと思いましょう。
日本語が通じる人を間に入れるってのも有効ですね。
自分でも簡単な会話を勉強しておけばそれだけでスムーズになります。
言ってることを理解してもらえる、理解できるというのは結構嬉しいものですよ。
あなたの周りで外国語が堪能な人いなければちょっと理解できるようになったら鼻が高いかもしれませんしね。
工場の人間関係対策のまとめ
- 合わない人対策は?
・割り切る
・上長に言って異動させてもらう - 面倒な上司への対策は?
・愚痴を言いあいストレス解消
・ある程度は仕方ないと割り切る
・異動、または転職を考える - 派閥対策は?
・中間でいることを意識する
・強く出ず加害者にならないようにする - 職人気質な人への対策は?
・分からないことは積極的に聞く
・適度に距離を保つ - 「女の職場」対策は?
・気の合う人と愚痴を言い合う
・気にしない
・合いの手役に徹する
・適当に話を聞き流す - 面倒なおばちゃん対策は?
・おばちゃんに差し入れなどをして気に入られる
・上司に相談 - 外国人の同僚への対策は?
・ジェスチャーを交えて楽しく会話
・日本語の話せる人を交える、自分も簡単な外国語を覚える
・熱意を持って接する
というわけで実際に工場で働く上で人間関係で悩んだ方達の経験とその対応をご紹介しました。
工場だけでなくどこで働いていても人間関係というのは付いてきます。
もちろん良好な人間関係なら問題ないのですが、必ずしもそんな職場ばかりではありません。
面倒な人間関係といえば大抵は「自分と合わない人」や「嫌いな人」といったネガティブな感情が伴うことが多いです。
悪意をぶつけてくる人と真正面から向き合うと自分も精神的に疲れてしまうので柳のように受け流すことを心がけましょう。
そんな嫌な人間関係とまともに向き合って悩むよりも、人生にはもっと楽しいことがたくさんあるはずです。
そしてどうしても面倒でダメだ、というときは上に相談しましょう。
もし配置転換してもらえれば精神的にグッと楽になるはずです。
これから工場で働く、または似たようなことで悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
それでも人間関係に「もう無理!」となったら病んでしまう前に転職することオススメします。
たぶんあなたが現在働いている工場の人間関係が変なのであって、もっと良い環境で働ける工場はたくさんあります。
本当に病んでしまったら今度はあなたの状況が面倒になってしまいますよ?