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高知県で工場に転職するなら(土佐、香南、須崎、四万十、安芸など)

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こんにちは!
工場に転職して10年目、中学の技術の成績が悪くてもちゃんと工場で働いているサトシです。

高知県は第三次産業(卸、小売、サービスなど)が主要産業になっている県です。

製造業では農機具、セメント、紙などが中心で近年では電子部品の出荷額も増えています。

そして伝統工芸も盛んなので決してものつくりが遅れをとっているわけではありません。

高知県は全国平均と比べると求人数も求人倍率も下回りますが、焦ることはありません。

求人倍率が1%を切っていない=1人につき1社は仕事がある」という事です。

では高知県の工場への転職事情はどうなのか?データを見てみましょう。

高知県の雇用率、雇用事情

高知県の有効求人倍率

          2018年平均          
        全国        1.61%
高知県1.28%

厚生労働省高知労働局が発表した2018年度の求人倍率は上記グラフのようになり、平均で1.28%となっております。

上記グラフを見てわかる通り、高知県の有効求人倍率は全国平均と比べて下回っているので高知県での転職活動は全国レベルで見ると若干不利かもしれません。

  • 有効求人倍率って何だろう?

【求人数÷求職者数】で算出した数値。
仮に有効求人倍率が「2.0」なら「求職者1人に対して2つの仕事がある」という事です。
だからこの数値が高いほど 転職には有利ということになります。

高知県の製造業の新規求人数

          2018年平均          
        全国        1543.7人
高知県338.2人

同様に高知労働局が発表した製造業新規求人状況によると2018年は上記グラフのようになります。

全国平均と比べても大幅に下回っているのがよく分かりますが、都市部との人口差の関係もあるのでどうしても低くなってしまうことはあります。

なお、高知県は四国内で徳島県に次いで低い数値となっています。

ではもう少し細かく見てみましょう。

高知県の「生産工程の職業」の有効求人倍率

          2018年平均          
        全国        1.79%
高知県1.18%

こちらも全国平均よりも下回っていることがわかります。

製造業の新規求人数がかなり低い数値を出していますが、生産工程の職業の有効求人倍率は1%を下回っているわけではありません。

確かに数値としては低いですが、「一人につき1.18社の求人がある」状況なので応募者よりも求人数の方が多い状況です。だから悲観しすぎることはありません。

高知県で工場への雇用率、雇用事情をまとめると、

  • 「有効求人倍率」は全国平均を下回る。
  • 「製造業新規求人状況」も全国平均を大幅に下回るが都市部との人口差も考えられる。
  • 「生産工程の職業の有効求人倍率」も全国平均を下回るが「一人につき1.18社の求人がある」状況である。

このことから、高知県で工場に転職しようとするならば状況は全国レベルと比べると厳しいかもしれませんがデータ上無理なわけではありません。

少ない求人でも確実に内定を取れるように、焦らず着実な転職活動を進めることが成功の鍵になるでしょう。

いずれにしろ履歴書、職務経歴書、面接など、できる対策はしっかりとやっておきましょう。

高知県の平均給料はどれくらい?

厚生労働省が発表した高知県の平均給料は以下になります。

           平均給料           
           全国           304,300円
高知県258,300円

出典:平成29年賃金構造基本調査

あくまでも平均の数値なので必ずしもこれくらいの給料になるとは限りません。

人口数や生活にかかる金額は都市部と地方とでは変わってきますので、この比較は参考程度に考えるのが良いでしょう。

高知県の製造業の平均給料はどれくらい?

       企業規模計               平均給料        
10人以上267,000円
1000人以上359,800円
100〜999人280,900円
10〜99人240,600円

出典:年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(e-stat)

上記は厚生労働省が発表した高知県の製造業の企業規模別の平均給料となります。

もちろん「製造業」の中には工場勤務だけでなく営業職や事務職も入っていますし、上記数字はあくまでも規模別です。その中で年齢別、男女別で細かくみるとまた変わってきます

高知県の平均給料が【258,300円】であることを考えれば給与面を重視して転職をするなら、

  • 10人以上
  • 1000人以上
  • 100〜999人

の規模の企業への転職を目指すことになります。
ただし、給与が高いということはそれなりに求められる能力も高くなる傾向もあります。そこも考慮しておきましょう。

高知県で給料の高い製造業の業種は?

高知県内で給料の高い業種・低い業種は以下のようになります。

パルプ・紙・紙加工品製造業(※1)、化学工業(※2)、窯業・土石製品製造業(※2)、鉄鋼業(※1)、金属製品製造業、生産用機械器具製造業、業務用機械器具製造業、電子部品・デバイス・電子回路製造業、輸送用機械器具製造業(※1)
ラスチック製品製造業(※3)
食料品製造業(※4)、飲料・たばこ・飼料製造業、繊維工業(※5)、木材・木製品製造業(家具を除く)、家具・装備品製造業、印刷・同関連業、はん用機械器具製造業(※2)、電気機械器具製造業

出典:年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(e-stat)

  • ※1:10〜99人の企業規模だと低
  • ※2:10〜99人の企業規模だと中
  • ※3:10〜99人の企業規模だと高
  • ※4:1000人以上の企業規模だと高
  • ※5:100〜999人の企業規模だと高

こちらも企業規模や年齢により給与は変わっていくので必ずしもその業種なら給与面が期待できる、とまでは言い切れませんが概ね上記の表のようになるでしょう。

  • 化学工業
  • 金属製品
  • はん用機械器具
  • 電子部品・デバイス・電子回路
  • 業務用機械器具
  • 電子機械器具
  • 情報通信機械器具

などの製造業は全国的に見ても給料が高い傾向があります。

高知県でもその傾向はありますが企業規模によっては給料の高い低いが変わってきます。(「※」を参考にしてください)

反面、食料品製造業や繊維工業は全国的に低い給料となっていますが、高知県も例外ではなく低い傾向となっています。

しかしこちらも企業規模によっては給料が高い傾向もあります。

給与面を重視するなら上記の表を参考にしてどの業種の工場へ転職するかも参考にしてみましょう。

※工場の年収や年齢別給料を知りたい方はこちら!

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ABOUT ME
サトシ
販売→営業→倉庫と渡り歩き、金属加工工場に転職して10年目。組合の執行役員も務めているので工場の現場と会社の内部事情も色々と熟知。 これらの経験から身についた、工場や製造業の実態や情報をお届けします。 また、工場を辞めて違う仕事をしたいと思う人に向けた知っておくべき情報も掲載しています。

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