工場の仕事というと学が無くても誰でもできる仕事と思われがちで「底辺の仕事」と思われることも多いです。
実際、そういう面もありますが、必ずしも工場の仕事全部が底辺というわけではありません。
働く工場を上手く選べば底辺どころか工場以外の仕事よりも働きやすい仕事かもしれません。
ここでは底辺と思われる理由、底辺ではない理由などを紹介していきましょう。
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【この記事を書いた人】
サトシ
販売→営業→倉庫と渡り歩き金属加工工場に転職して10年目。
組合の執行役員も担当し工場の現場と会社の内部事情も熟知。
結論:周りで思われているほど底辺ではありません
結局は個人の気の持ちようです。
実際に働いているあなたが底辺と思えば底辺だし、底辺と思わなければ底辺ではありません。
工場の仕事を笑っている人からすると、作業着を着て肉体労働で汚れるような仕事をしている人は無能と見られるようです。
「もっと違う仕事があるのになんでその仕事www?、あ、頭悪いんっすねwww」
と思ってるっぽいです。
自分で書いておきながら結構辛いものがありますが、どうやら周りはそう思ってるっぽいですよね?
でも工場以外の仕事でもしんどいことはいっぱいあるんですけどね。
- 激務で残業は当たり前
- 帰りは終電間際
- 休日出勤も当たり前
- パワハラ上司は当たり前
- 客先と上手くいかない
- クレーマーに悩まされる
- 仕事で芽が出ない
- やりたい仕事と違うことをやらされている
工場の仕事を笑っている人が職場でこんなことでストレスを貯めてることも多々あります。
頭も良くていい会社に勤めているのに心身共に限界な職場とか、こちらからすると可哀想に思えてきます。
そんなブラックな仕事と比べたら工場の仕事の方がマシなことが多い時もあります。
それに世の中にはニートというもっと底辺な存在がいますが、それでも工場で働いてお金を稼いでいるだけで大したものではないですか?
あまり卑屈になるとさらに惨めになるので気にしないほうがいいと思います。
バカにしてくる人には
「だから何?」
くらいに思っておきましょう。
それでは工場勤務が底辺と思われている理由と、底辺ではない理由を7つづつ解説していきます。
工場勤務が底辺と思われる7つの理由
学歴の低い人が働くイメージがある
工場で働く人は高卒や中卒などの人もいるので誰でもできる仕事と思われている。
誰もが認める一流企業などは学歴や経歴がそれなりでないと入社できないことは皆さんも承知しているでしょう。
それに比べたら工場の仕事は割と「誰でもできる」ところがあるので学歴や経歴はあまり問われません。
だから実際に学歴の低い人たちが働いているのは事実です。
学歴の低さである程度の人間性が分かることも事実です。
タメ口だったり喫煙率が高かったりギャンブル好きだったりヤンキー上がりだったり、大体わかりやすい人たちが多いのも事実です。
そういった人たちが集まる職場はある程度「お察し」みたいなこともあるでしょう。
ただし、私のように大卒で工場で働いている人もいます。
工場で働く人の経歴は様々なので必ずしも「学歴が低い人しかいない」わけではありません。
もちろん学歴が低くてもまともな人も働いていますよ。
3Kである
工場の仕事は「キツイ、汚い、危険」の3Kであることが多いので底辺仕事と思われがちです。
肉体労働がメインなのでどうしてもキツイ面はあります。
生産する製品によっては機械油等で作業着や手が汚れることもあります。
機械を扱うので操作を誤ったり手順を間違うと怪我をしたり、最悪死亡事故になることもあります。
そういった職場よりも事務所内でパソコンや書類や電話を使って仕事をしている方が肉体的な負担は少ないので、「底辺がやる仕事」と思われがちです。
ただし、3Kの工場ばかりではありません。
いわゆる「5S」がしっかりして安全な工場も多いですし、製造するものによっては汚れない綺麗な工場もあります。
単純作業・誰でもできる
複雑でない誰でもできる仕事は高い経歴がいらないので底辺な仕事と思われがち。
確かに特別なスキルや資格が無いとできない仕事はあります。
それほど特殊では無くても基本的なITスキルやパソコンが使える方が職種を選ぶ幅が広がるのでより良い仕事に就きやすいです。
それに比べると「誰でもできる」と思われている工場の仕事は底辺と思われても仕方がありません。
ただし、単純作業というのは誰でもできますが集中力を保つのは案外難しいのも事実。
簡単な仕事と甘く見ていると集中が切れて不良品を出してしまうので、やったことがない人からすると思ったより難しい仕事です。
ちなみに私はこの仕事を始めた頃は「簡単なことほど意外と難しい・・・」と痛感しました。
休みが少なそう
工場は24時間フル稼働して生産しているイメージやシフト勤務により月の休みが土日祝日休みの仕事より少ないと思われることがあります。
実際にそういった工場があるのは事実です。
それに加えて繁忙期があれば当然忙しくなりますし、祝祭日でも関係なく稼働する工場も多いです。
ただし休みが少ないかどうかは業界や何を製造しているかにもよります。
完全週休二日制で土日祝日が休みという工場もありますし、私が働く工場のように祝祭日は仕事だけど盆休みと正月休みが長めという工場もあります。
一般的に年間休日が116日以下は休日が少ないとされています。
求人情報の「休日・休暇」を見て、休日がどれくらいあるのかざっくりとでもいいので確認してみるとことをオススメします。
また「週休二日」「完全週休二日制」と書いてあっても土日が休みとは限りませんので注意しましょう。
- 週休二日・・・1ヶ月のうちに週休二日が1回はある
- 完全週休二日制・・・毎週2日の休みがある
夜勤がある
人が寝ている時間に働くことに抵抗を感じる人もいますし、そういった仕事を見下す人もいます。
基本的に人間は朝起きて夜寝る生き物なので、夜勤という働き方はもしかしたら不自然なものかもしれません。
やはりみんなが休んでいる時間帯は休んでいたいという考えは誰しもが思いますし、交代勤務は慣れないと結構しんどい働き方です。
工場勤務に限らず他の仕事でも夜勤や時間が不規則な仕事はあります。
- コールセンター
- ドライバー
- 看護師
- ホテルスタッフ
- 市場
- インフラエンジニア
- etc…
こうして見ると体力や責任感の必要そうな仕事は多いですが、工場の夜勤にもいいことはあります。
何といっても夜勤手当がつくので稼げますし、面倒な上司がいないから気楽に働けるといった工場もあります。
みんなが出勤する時間に退勤するのはちょっとした優越感もありますし、出勤前に公共機関などへの用事を済ますこともできます。
もちろん生活リズムが不規則になりがちなので、上手く体を休める工夫を取らないと健康面に影響があるので注意が必要です。
しかしそこをクリアできるなら向いている人にはとことん向いている仕事でもあります。
年収が低い
一般に工場の仕事というのは給与が低いと思われているので底辺だと思われています。
学歴はそれほど関係ない、誰でもできそうな仕事、とくれば給与が安い=年収も低いと思われるのは仕方がありません。
極端な話をすれば特殊な国家資格がある仕事(弁護士や医師など)や世界を股にかけるビジネスマンの方が年収は高いです。
そういった仕事に比べたら年収は低いし、そうでなくても工場の仕事よりも年収の高い仕事はあります。
肉体労働をして疲れた割にもらえる給与はこれくらいか、と思うこともあるでしょう。
ただし、一概に給与の低い工場ばかりではありません。
製造業の年収というのは日本の平均からすると決して低いものではありません。
夜勤や2交代、3交代がある、残業のある工場は手当がつくので稼げますし、資格を取れば手当がつく工場もあります。
基本給が高い工場もあるので、年収が低いというのが当てはまらないこともあります。
人間関係が悪い
コミュ障がいたり体育会系だったりおばちゃんが面倒だったりというイメージがるので底辺と思われることもあります。
よくあるイメージだと
- 体育会系、ヤンキー上がり
- コミュ障が働きやすい
というのがあります。
確かに頭脳労働より肉体労働が向いている人やヤンキー上がりもいます。
黙々と仕事をする工場はコミュニケーションが足りなくなるともあります。
そいういう人たちと合わないなら人間関係を良くする事は難しいということもあります。
それだけならまだしも、仲の悪い人が多いとか変に派閥があったりすることもあるでしょう。
おばちゃん作業員が面倒で働きづらいということもあり得ます。
ただし、人間関係が完璧に良い職場という方がレアかもしれません。
- 無口(おとなしい)で何考えてるかよく分からない
- 仲の悪い人がいて雰囲気が悪い
- 派閥がある
- おばちゃん(お局)が面倒
というのは工場に限らず他の職場でも十分あり得る話です。
集団の中にあって人と人の間に何かしらのわだかまりがあるのは自然な話で、工場だから人間関係が必ずしも悪いというわけではないのです。
ここまで読んで「工場の仕事が向いてない?」と思ったらこちらも参考にしてください。
工場勤務が底辺ではない7つの理由
勤務時間が一定、休日がしっかりある
工場によっては定時で終業したり土日や連休がしっかり取れるところはあります。
繁忙期などがあれば残業等がある工場はありますが、勤務時間が一定な工場は結構あります。
また、他の仕事と違って終わらない仕事を家に持ち帰ってまでやるということはあり得ません。(機械がなければ加工できませんから)
ちなみに私の工場では祝祭日は仕事ですが土日は休みですし、GW、盆休み、正月休みは長めに設定されています。(8日〜9日)
製造するものによって変わりますが、プライベートを大切にしたい人なら休日がしっかりある工場を探しましょう。
仕事とプライベートをきっちり分けた充実した人生を送れるはずです。
3Kではない工場もある
全ての工場にキツイ、汚い、危険が当てはまるわけではありません。
大抵の人がイメージする工場の仕事は
- 肉体労働
- 汚れる
- 工具や機械を扱う
といったものでしょう。
例えば金属加工、部品加工といった工場だと3Kが当てはまることも多いのでそれは正しいイメージです。
しかし製造するものによってはそれらに当てはまらないことは多々あります。
例えば半導体製造の工場は冷暖房完備だし皆さんが想像する汚れと油にまみれた、というものとは無縁でしょう。
そうでなくても大抵の工場では「5S」(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)が取り入れられているので、汚れることはあっても常に作業環境を整えることが重視されています。
年収は意外と良い
国税庁のデータによると製造業の年収は全産業の中で6位なのでそれほど悪いものではありません。
「製造業」の枠の中には工場勤務以外の人たちもいるので一概に全部の工場で年収が良いとまでは言い切れませんが、それでもデータ上では製造業より低い産業があるのも事実です。
特に工場では交替勤務で夜勤をすれば手当がつきますし、残業や休日出勤も手当がつきます。
夜勤や残業・休日出勤のある工場なら日勤のみで働くより稼げるし、工場の仕事以外で働く人よりも年収が上ということも十分あり得ます。
もちろん夜勤、残業、休日出勤が多いとしんどいですが、「年収」という点で考えれば稼ぎたい人には合っています。
実際、夜勤のある工場で働いている私の知人は結構リッチで、当然年収も私より上です。(私は日勤のみの工場勤務です)
どういった工場で働くかはその人次第ですが、「稼ぎたい」という目的と正しく合った工場を選べばあなたの年収は上がります。
もちろん忙しすぎる工場だと健康面や精神面の疲労が大変なので「稼ぎたい」だけで工場を選ぶのではなく、仕事面や待遇面をよく考慮した上で求人を選びましょう。
なお、国税庁が発表している各業界の年収の詳しいデータは下記にも掲載していますので参考にしてみてください。
大企業で働ける
たとえ学歴が低くても誰もが知っている企業の工場でなら働くことは可能です。
普通に大企業へ入社するのは難しくても、工場なら入社できるハードルは下がるので大企業が持つ恩恵を受けやすいです。
実際に大企業の本社で働くというわけではありませんが、その企業の工場で働けるということにメリットは多いです。
- 単純に給料が高い
- 福利厚生が良い
- 自慢できる(笑)
名前の知らない中小企業の工場にも良い工場、働きやすい工場というのはあります。
しかし大企業の持つ資金力はいかに働きやすい職場を作るかに長けているところがポイントです。
仕事はそれなりにハードでも給料が高ければそれなりに満足はできます。
給料以外でも働きやすい制度が整っていれば安心して働けます。
工場勤務が恥ずかしくても、例えば「トヨタで働いている」と言えば何となくマシではないすか?
資格が取れる
工場で働くにあたって必要な資格は会社持ちで資格を取得できます。
- 学歴が無くても誰でもできる仕事
と思われているしその通りなこともありますが、実際の作業では資格が無いとできない仕事もあります。
例えば、
- フォークリフト
- クレーン作業
- 溶接
- 危険物取扱
といったものですね。
もちろん資格が無くても働くことはできますが、資格を取得すれば
- 資格手当がもらえる
- できる仕事が増える→評価が上がる
ということがあるので悪いことは何一つありません。
その資格を持っていたら他の職種に就いても潰しが効くとまではいきませんが、もし今の工場に何らかの不満があるなら別の工場へ転職するのに非常に有利です。
実は結構頭を使って仕事をしている
ライン作業のイメージが強いかもしれませんが次の作業や段取り、それらを効率よく進めるために色々考えながら仕事をしています。
ただ目の前にあることを淡々とこなす仕事もありますが、それだけではないのが工場の仕事です。
特に「効率よく作業を進める」ということは生産性を上げるために工場ではかなり重要なポイントです。
ではそのためにはどうするか?
- どういった段取りで作業をするか
- 必要な工具・あまり使わないものをどこに置くか
- 必要に応じて機械を改造する
- より使いやすい治具を導入する
などなど、小さなことから大きなことまで考えることは多岐に渡ります。
もちろん四六時中考えているわけではありませんが、やりづらいことがあればそれを改善するだけで作業効率は意外と上がります。
その改善があなたが考えたものだとしたら会社からの評価も上がるので、頭を使うのが得意だという人は案外工場勤務で結果を出せたりします。
日本経済を支える重要な仕事です
工場の仕事=ものづくりの仕事は日本という国を支えています。
確かに工場勤務よりも営業などの仕事の方が給料が高かったり上に見られたりもするでしょう。
しかし工場勤務以外の仕事だけで世の中は回るでしょうか?回りません。
そういった仕事に就いてる人達、または工場の仕事を分かっていない人達は工場を底辺の仕事とバカにしがちですが、そういう時は
「だったらお前がやってみろ」
と心の中で思ってください。(本当に言うとトラブルになりますよ)
製品を工場で生産しなかったら何も世の中に供給できないのですから。
というよりも工場の仕事も、営業もその他事務職も他の職業も、持ちつ持たれつで世の中が回っているのです。
だからどちらか一方をバカにするというのは本来あってはならない事です。
工場は勤務は底辺?のまとめ
- 底辺かどうかは結局気の持ちよう
・仕事をしてお金を稼ぐだけで大したものです
・バカにする人は「だから何?」くらいに思っておく - 底辺と思われる理由は
・学歴が低い人が多い
・3Kな職場
・単純作業
・年収が低い
・人間関係が悪い - 底辺ではない理由は
・休日が多い
・3Kではない工場も多い
・年収は意外と良い
・大企業で働ける
・資格が取れる
・結構頭を使って仕事している
・日本経済を支える重要な仕事
というわけで工場が底辺なのかを紹介してきました。
全ての工場で紹介した恩恵を受けられるわけではありませんが、ちゃんと選べばあなたが働きやすい工場は確実にあります。
つまり、周りがたとえ「工場勤務=底辺」と思っていても、満足して働いていれば全くもって底辺ではありません。
それでも底辺とバカにしてくる人は無視しましょう。相手にするだけ時間の無駄です。
あなたはあなたが満足して働けたらそれで大丈夫です。
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工場の仕事を探すならまずチェックすべきは工場専門求人サイトです。
通常の求人サイトと違って工場の求人のみが載っているので、働きたい工場をより詳しく検索できます。
また、良い求人は「早い者勝ち」でもあります。
掲載期限があるのでいつまでも求人サイトに載り続けるわけではありません。
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