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静岡県で工場に転職するなら(静岡市、伊東、富士宮、御殿場、牧之原など)

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こんにちは!工場に転職して10年目、休日に横断歩道を渡る時もたまに指差し確認しそうになるサトシです。

静岡といえば温泉やお茶、うなぎ、餃子などが頭に浮かぶかもしれませんが、ものづくりが盛んな県でもあります。

バンダイがプラモデルを作る工場も静岡の重要な産業ですし、楽器、紙・パルプ、バイクなどなどの製造業が静岡では盛んで工場の求人も多いです。

つまり、静岡県は工場関連の求人数も多く求人倍率も悪くないので工場へ転職するには良い土地となっています。

では静岡での工場への転職事情はどうなのか?データを見ていきましょう。

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静岡県の雇用率、雇用事情

2018年の有効求人倍率は以下のようになります。

2018年平均
全国1.61%
静岡県1.67%

厚生労働省静岡労働局が発表した2018年度の求人倍率は平均で1.67%となっております。

上記グラフを見てわかる通り、静岡県の有効求人倍率は全国平均と比べて若干上回っているので転職活動は多少有利に進められるでしょう。

  • 有効求人倍率って何だろう?

【求人数÷求職者数】で算出した数値。
仮に有効求人倍率が「2.0」なら「求職者1人に対して2つの仕事がある」という事です。
だからこの数値が高いほど 転職には有利ということになります。

製造業の新規求人数

2018年平均
全国1543.7人
静岡県3058.58人

同様に静岡労働局が発表した製造業新規求人状況によると2018年は上記グラフのようになります。

グラフから、全国平均と比べても上回っているのがよく分かります。

そしてこの数値は都市部の求人数に匹敵するか、それよりも多いかというくらいの数値です。

それだけ静岡県は製造業が盛んということが分かります。

ではもう少し細かく見てみましょう。

「生産工程の職業」の有効求人倍率

2018年平均
全国1.79%
静岡県1.63%
  • 4月の数値が静岡労働局内で見当たらなかったので4月分だけ抜いています。
    (平均は11で割った値です)

「生産工程の職業」で見ると有効求人倍率は全国平均を下回りますが、「1.63%」という数値は全業種の有効求人倍率の全国平均よりは上でもあります。(全国平均:1.61%)

だからそれほど悪い数値ではないと言えるでしょう。

なお、「製造業」という業種の中には営業や事務などの職種も入るので実際に工場で働く作業員としての求人だけではありません。

製造業の求人数ほど有効求人倍率が多くなく見えるのはその辺も一員と思われます。

まとめると、

  • 「有効求人倍率」は全国平均を上回る。
  • 「製造業新規求人状況」も全国平均を上回る。
  • 「生産工程の職業の有効求人倍率」は全国平均を下回るものの、全業種での全国平均よりは上回る数値。

このことから、静岡県で工場に転職しようとするならば状況は有利であると言えるでしょう。

静岡県の平均給料はどれくらい?

厚生労働省が発表した静岡県の平均給料は以下になります。

平均給料
全国304,300円
静岡県290,800円

出典:平成29年賃金構造基本調査

あくまでも平均の数値なので必ずしもこれくらいの給料になるとは限りません。

各都道府県により生活にかかる金額も変わってきますのであくまでも参考程度に考えてください。

静岡県の製造業の平均給料はどれくらい?

企業規模平均給料
10人以上336,500円
1000人以上388,200円
100〜999人323,900円
10〜99人275,200円

出典:年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(e-stat)

上記は厚生労働省が発表した静岡県の製造業の企業規模別の平均給料となります。

もちろん「製造業」の中には工場勤務だけでなく営業職や事務職も入っていますし、上記数字はあくまでも規模別です。その中で年齢別、男女別で細かくみるとまた変わってきます

静岡県の平均給料が【290,800円】であることを考えれば給与面を重視するなら、

  • 10人以上
  • 1000人以上
  • 100〜999人以上

の規模の企業への転職を狙うことを考えてみましょう。
ただし、それだけの給与が支払われるということはそれだけの能力を求められることも考えられます。そこも考慮しておきましょう。

以上のことから静岡で製造業、工場へ転職しても給与はそれほど悪くはないことが分かります。

静岡県で給料の高い業種はどれ?

静岡県内で給料の高い業種・低い業種は以下のようになります。

木材・木製品製造業(家具を除く)(※1)、パルプ・紙・紙加工品製造業(※2)、化学工業、プラスチック製品製造業(※1)、ゴム製品製造業(※2)、窯業・土石製品製造業(※3)、非鉄金属製造業(※4)、金属製品製造業、はん用機械器具製造業、生産用機械器具製造業、電子部品・デバイス・電子回路製造業(※5)、電気機械器具製造業(※6)、情報通信機械器具製造業、輸送用機械器具製造業(※2)
食料品製造業、飲料・たばこ・飼料製造業(※6 )、印刷・同関連業、鉄鋼業(※7)
繊維工業(※8)、家具・装備品製造業(※8)、業務用機械器具製造業、(※9)

出典:年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(e-stat)

  • ※1:10人以上の企業規模だと中、10〜99人の企業規模だと低
  • ※2:10〜99人の企業規模だと低
  • ※3:10〜99人の企業規模だと中
  • ※4:100〜999人の企業規模だと低、10〜99人の企業規模だと中
  • ※5:100〜999人の企業規模、10〜99人の企業規模だと低
  • ※6:100〜999人の企業規模だと低、10〜99人の企業規模だと高
  • ※7:10〜99人の企業規模だと高
  • ※8:100〜999人の企業規模だと中
  • ※9:10人以上の企業規模だと中、100〜999人の企業規模だと高

こちらも企業規模や年齢により給与は変わっていくので必ずしもその業種なら給与面が期待できる、とまでは言い切れませんが概ね上記の表のようになるでしょう。

  • 化学工業
  • 金属製品
  • はん用機械器具
  • 電子部品・デバイス・電子回路
  • 業務用機械器具
  • 電子機械器具
  • 情報通信機械器具

などの製造業は全国的に見ても給料が高い傾向があります。

静岡県でもその傾向はありますが企業規模によっては給料の高い低いが変わってきます。(「※」を参考にしてください)

反面、食料品製造業や繊維工業は全国的に低い給料となっていますが、静岡県では食料品製造業の給与は中程度というデータが出ています。

給与面を重視するなら上記の表を参考にしてどの業種の工場へ転職するかも参考にしてみましょう。

※工場の年収や年齢別給料を知りたい方はこちら!

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サトシ
販売→営業→倉庫と渡り歩き、金属加工工場に転職して10年目。組合の執行役員も務めているので工場の現場と会社の内部事情も色々と熟知。 これらの経験から身についた、工場や製造業の実態や情報をお届けします。 また、工場を辞めて違う仕事をしたいと思う人に向けた知っておくべき情報も掲載しています。

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