工場の仕事は国のデータから見るとそれほど給料が悪くないのですが、あくまでも全体的なデータです。
もしかしたらあなたが働く工場は平均以下の可能性もあります。
営業だと数字で目に見える結果を出せば成果が評価につながるので昇給の目安は分かりやすいです。
しかし工場の仕事は数字としての成果は出しづらいですが、それでも地道に昇給させる方法はいくつかあります。
- 手当をもらえる仕事
- 資格を取る
- 役職につく
- 正社員を目指す
- 転職する
が代表的なところです。
では詳しく解説していきましょう。
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【この記事を書いた人】
サトシ
販売→営業→倉庫と渡り歩き金属加工工場に転職して10年目。
組合の執行役員も担当し工場の現場と会社の内部事情も熟知。
なぜ工場の給料が低いのか?
もちろん給料の良い工場もありますし、国のデータでは以下のようになっています。
【製造業の平均年収は全産業の中で6位】
産業 | 1年を通じた1人あたりの平均給与 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 715万円 |
金融業,保険業 | 630万円 |
情報通信業 | 611万円 |
建設業 | 509万円 |
学術研究、専門技術サービス業、 教育学習支援業 | 503万円 |
製造業 | 501万円 |
複合サービス事業 | 452万円 |
運輸業、郵便業 | 444万円 |
不動産業、物品賃貸業 | 423万円 |
医療、福祉 | 397万円 |
卸売業、小売業 | 372万円 |
【製造業の世代別の給与額】
20代 | 約343万円 |
30代 | 約468万円 |
40代 | 約554万円 |
50代 | 約612万円 |
特別良いわけでもないが悪いわけでもない、といったところでしょう。
もし、他と比べて給料が低いとしたら
- 終身雇用制と年功序列
- 業界、生産しているもの
- 自分の評価が低い
これらに原因が考えられます。
終身雇用と年功序列
時代は能力主義に代わってきていますが、工場は終身雇用が根強く残っていることも多いです。
ただし、終身雇用が絶対的に悪いわけではありません。
雇用が安定しているということは素晴らしいことです。
年齢が上がるにつれ給料も上がっていくという考え方も悪いものではありません。
極端にいうと、突出した能力がなくても周りに合わせて最低限の仕事をこなせば雇用は安定、給与も徐々に上がっていくのはある意味楽といえば楽です。
しかし、一部の能力のある人にとっては正当な評価が得られ辛いのであまり良いものではありません。
とは言え、あのトヨタでさえ「終身雇用を守っていくのは難しい」というくらいなので最近は様々な業界で流れが変わってきています。
しかし依然として終身雇用を守り続ける工場もまだまだ多いので、そういう会社では給料の上がり幅は大きくないでしょう。
年功序列が残っているということは、上のポストが空かないと昇進できないということでもあります。
せっかく仕事ができて後輩への指導力もあるのに昇進できないと役員手当がつきません。
能力はあるのに平社員のままだと、給料の上がり幅は終身雇用・年功序列特有の緩やかな上昇のみです。
「仕事ができるのに正当に給料に反映されない」
という面白くない現象が起きるので、これでは働く意欲が無くなってしまいます。
そしてできる人材ほど早めに見切りをつけて転職していきます。
業界や生産している製品の問題
製造業といっても様々な業界があります。
以前は景気が良かった業界でも現在は先細りというところもありますし、逆に徐々に伸びている業界もあります。
そういった業界では会社に利益が出ないので当然給料に響いてくるのも無理のない話です。
どういった業界の調子が良いかはニュースや新聞などを見ていると徐々に分かってきます。
自分の働く工場の将来性をたまには考えてみましょう。
会社からの評価が低い
終身雇用や年功序列が残っていない、または独自の評価システムを導入している会社であれば頑張った分だけ評価は得られます。
もしのんびりと働いていたい人であれば会社からの評価は得づらいので給料はあまり上がりません。
また、頑張って働いているのに評価されないという時は上司や同僚との関係を少し見直してもいいかもしれません。
良好でないときはお互いあまり接触しないこともあるので、あなたの仕事ぶりが見えづらい時もあります。
「評価されるために媚びを売れ」とまでは言いませんが、社内での人間関係もスムーズな評価を得るためにある程度必要な時もあります。
むしろ頑張って結果を出したら評価される会社にいるなら日々の仕事をもう少し頑張ってみることをおすすめします。
工場で給料を上げる方法その1 残業、休日出勤、交替勤務をする
残業、休日出勤、交代手当(夜勤手当)のある工場で働きましょう。
休日出勤手当はその名の通り休日に働くわけですからそれなりに色をつけてくれます。
人によってはなるべくなら無い方がいい方もいるとは思いますが・・・。(休みの日に働きたくないですし)
残業手当も定時以降に働いているわけですからその分の給与が発生します。
繁忙期があれば残業が発生するのでその時期は稼げるというわけです。
ただし、あまりにも残業が多い職場はこちらが疲弊してしまうので注意が必要です。
交代手当や夜勤手当が出る仕事は稼げます!
夜勤というのは結構きついものですが人が通常働かない時間に働くので給料も高くなります。
稼ぎたいと思っている人は夜勤のある工場を目指しましょう。
ただし、夜勤は生活のリズムのズレから体調を崩しやすいので、甘くみないで体調管理には十分注意しましょう。
ただし、工場によっては休日出勤や残業が無かったり少なかったりする職場もあります。
安定して給料や年収を上げる方法としては少し弱いです。
工場で給料を上げる方法その2 正社員を目指す
人によっては非正規雇用の働き方が合っている人もいますが、これをずっと続けていると正社員との生涯年収の差はどんどん開いていきます。
正社員の方が給与も高いし昇給の幅も大きいので、非正規雇用を続けると「ワーキングプア」の状態へ流れてしまいまがちです。
工場の求人は派遣社員や契約社員の求人も多く、今はなかなか正社員への道も厳しいものがありますが、なるべくなら正社員としての雇用を目指すべきです。
なかなか正社員になれない場合は「正社員登用あり」の求人や紹介予定派遣から正社員を目指す方法もあります。
正社員未経験でも利用できる転職エージェントもあるのでこれを機に是非正社員を目指してみましょう。
工場で給料を上げる方法その3 資格を取る
資格を取得して資格手当を貰いましょう。
資格を取得することで「資格手当」が出るところもありますので、積極的に資格を取得したいところです。(資格手当が無い工場もあります)
残業や休日出勤は無いと手当がつきませんが、資格手当は毎月手当がつくのでぜひ取得したいです。
工場の仕事では機械を操作するのに様々な資格が必要になることがあります。
入ったばかりの頃は資格もな無いので「仕事の幅が狭い=給与が低い」という図式が成り立ちます。
例えばあなたがフォークリフトの資格を取ったら。
それまでライン作業しかできなかったけれど、荷物を運搬したり出荷業務もできるようになります。
たとえ資格手当がなかったとしても、資格を取得することで「仕事の幅が広がる→仕事ができる」のであなたの評価は上がっていきます。
会社としても良い人材には良い評価を付けるのであなたの給与が上がるというわけです。
会社が資格取得のためにお金を出してくれて受講できるところもあるので、合格できるように真面目に受けましょう。
工場で給料を上げる方法その4 役職を付ける(出世する)
班長や課長になって役職手当を貰いましょう。
新卒でも中途でも、最初は大抵平社員からのスタートです。
長く仕事をしていれば仕事も覚えて経験も得て後輩に指導する立場になり、仕事ぶりが評価されたらラインを任される「班長」の役職がつくことになるかもしれません。
班長としての手腕を発揮して認められたらさらに「課長」となって全体を管理する立場になるでしょう。
役職のある位置にいけば給料も上がっているし、「役職手当」も出るのであなたの給料は上がります。
役職を付けるには仕事で結果を出し良い評価を受けましょう。
とはいえ工場の仕事は営業などと違って分かりやすい結果は出しづらいかもしれません。
しかし、日々働いていると色々なことに気づくはずです。
例えば、
- 「このやり方は効率が悪い」
- 「ここに○○が置いてあったらもっと楽に作業できるのに」
ということに気が付いたらどんどん改善案をアピールしていきましょう。
工場の仕事は日々効率化していくことが重要です。
正確で素早い仕事ぶりも評価につながります。
工場の仕事は単純な分ミスは出しづらいですが、人間が作業する以上何かしらミスが発生することもあります。
ミスを極力無くして生産性が上がれば工場としてもあなたの評価も上がるというわけです。
早く仕事を覚えて積極的に仕事をして会社にアピールすればあなたの評価は上がっていきます。
結局のところ、真面目にコツコツと働くことがあなたの評価につながり出世にも繋がるというわけです。
工場で給料を上げる方法その5 もっと良い条件の工場へ転職する
もしあなたが自分の仕事に自信があるのに会社からの評価が低いのであれば、転職するというのも一つの手です。
資格もある、仕事ぶりも真面目、指導する立場、というのであれば、またはどれか1つか2つ当てはまる人は他の工場でも力が発揮できるでしょう。
せっかくの仕事ぶりを評価してくれない工場でくすぶっているのは実にもったいないです。
あなたのことをまともに評価してくれるより良い工場へ転職すれば、きっと今より仕事も給料も満足できるはずです。
ここで注意したいのは単に給料が良い工場へ転職することだけを目的としないこと。
求人情報の給与欄を見ればどれだけもらえるかは分かりますが、その業界に将来性はあるかよく考えましょう。
給料に心惹かれて転職したはいいものの、業界全体が先細りで
- リストラが始まる
- 少ない人員で工場を回す
- 作業員一人当たりの負担が増える
- 前の工場よりも忙しくなる
ということも考えられます。
「それでも給料が良ければ我慢できる」という人もいるかもしれませんが、体を壊してしまっては元も子もありません。
転職時の求人内容のチェックも重要ですが、業界の動向までチェックしておけば失敗はかなり防げます。
工場の仕事で給料を上げる方法のまとめ
- なぜ工場の給料が低いのか?
→終身雇用と年功序列が残っている
→業界や生産している製品の問題
→会社からの評価が低い - 残業、休日出勤、交代勤務のある仕事をする
- 正社員を目指す
→非正規雇用は生涯賃金が低い! - 資格を取得して資格手当をもらう
→資格がある=仕事の幅が広がる=評価が上がる - 役職をつけて役職手当をもらう
→役職が着くまでの仕事ぶりなら給料も上がる - もっと良い条件の工場へ転職する
→正当な評価をしてくれるところへ転職しましょう
→その業界に将来性があるかもチェックしよう
給料を上げるために出来ることを挙げてみました。
2、5は真面目に働くことで手に入れられます。
3は正社員登用ありの仕事や紹介予定派遣で働いていたら目指せます。
そうでなくても稀に「正社員で働かない?」と誘われることもあります。
4は自分の努力次第ですが、取得が困難な資格というのはそれほど多くないです。
6は転職サイトの求人内容を見ていれば条件を深く読み取る力は付いてきますし、業界の動向などはニュース等をチェックしていれば自然と身につきます。
結局のところ、給料話を上げるにはまずは真面目に仕事に取り組むところから始めましょうということになります。
しかし、あれこれ努力しても正当に評価が得られないのであればいっそのこと転職しましょう。
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