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熱中症に要注意!工場勤務の暑さ対策に使うべきアイテムはこれ!

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こんにちは!工場に転勤して10年目のサトシです。

工場で働く上で切り離せないのが「夏場はどうしても暑い」ことです。

製造するものによっては温度が一定で働きやすい工場もありますが、大抵の工場ではこの問題があります。

確かに暑い中の作業はしんどいし熱中症の可能性もありますが、暑さや熱中症は様々なアイテムで対策できます。

ここでは経験者の声を参考に暑さ対策を考えてみましょう。

でも「もう限界」と思ったら思い切って工場を辞めてしまうのも一つの手です。熱中症も甘くみると命を落としてしまいます。

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【この記事を書いた人】

サトシ

販売→営業→倉庫と渡り歩き金属加工工場に転職して10年目。
組合の執行役員も担当し工場の現場と会社の内部事情も熟知。

工場勤務の暑さ対策は早く改善できるところからやる

夏場の工場はどうしても暑くなり、工場によっては外の気温より暑くなることもあります。

工場の外壁や屋根を遮熱材を使って改修すれば夏でも過ごしやすくなり、光熱費も削減できて良いことだらけですが、やはりコストも時間もかかります。

もし遮熱材を取り入れる改修工事をするなら、工事が終わるまで稼働ができません。

連休などを利用して取り掛かったり徐々に改修を進めていくことも考えられますが、遮熱材を導入できるかどうか分からない工場もあるかもしれません。

早くできる改善を進めることがあなたの身を守ることに繋がります。

夏場の工場は熱中症に注意!

ここ数年、熱中症で命を落とす人が増えています。

人は「暑い」というだけで簡単に死んでしまうのです。

一番簡単な、誰でもできる基本中の基本の熱中症対策は

  1. 朝食を取る
  2. 十分な睡眠を取る
  3. こまめに水分を取る

この3つが基本です。

熱中症対策① 朝食を取る

朝食を取る習慣がない方もいるかもしれませんが、車だって燃料がなければ動きません。

燃料が無い状態で体を動かす、しかも暑い時期は余計に体力を使うので残り少ない燃料もすぐ無くなります。

朝食を取っておけば体に必要な栄養素、特に夏場は塩分等を意識して体に取り入れておけば夏場でも体力の消耗を防ぐことができます。

熱中症対策② 睡眠を取る

睡眠不足だと体の深部体温が上がりやすいというデータがあります

また上がった体温が戻りづらいというデータも出ています。

夏場でこの状態になると熱中症に繋がるので睡眠不足は危険です。

しっかり睡眠を取れたら体力も回復するのでやはり睡眠は重要です。

熱中症対策③ 水分をこまめに摂る

単純に汗で体の水分を使うので補給しなければ水分は無くなります。

水分は休憩のたびに意識して摂取しましょう。

もちろん水分だけではダメなので食事や塩タブレットなどで塩分補給も重要です。

スポーツドリンクは糖分が高いので摂取しすぎに注意しましょう。

それでも夏場の作業が終わった後のビールはやたらと美味しいですけどね。(笑)

ただし、仕事の後のビールが美味しくても飲みすぎるとアルコールの分解に体の水分を余計に使うのでほどほどにしておきましょう。

会社に申し入れて暑さ対策をしてもらう

厚生労働省の「労働条件・職場環境に関するルール」には以下のように書いてあります。

職場における労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を形成することを目的として、労働基準法の特別法である労働安全衛生法が定められています。労働安全衛生法は、事業者に、仕事が原因で労働者が事故に遭ったり、病気になったりしないように措置する義務を定めるとともに、労働者に対しては、労働災害を防止するために必要な事項を守り、事業者が行う措置に協力するように定めています。

出典:労働条件・職場環境に関するルール

上記にある通り、快適な職場環境を整えるのは会社の義務なのです。

もちろん何かしらの対策は取られているはずですが、職場環境は常に改善していくものです。

実際に働いているあなただからこそ分かる問題点を要望として会社に出してみましょう。

これで改善されたらかなり職場環境は楽になるはずです。

扇風機、スポットクーラーを置いてもらう

MDFボード、合板生産工場
MDFボード、合板生産工場
工場に大型扇風機を置いてもらいました。

さらに暑い部屋の部門はスポットクーラーを置いてもらいました。

私が働いている工場でも夏場は扇風機やスポットクーラーが稼働しています。

あるラインは

  • 扇風機・・・1台
  • スポットクーラー・・・1台

でやっていましたが、ラインに3人いるのにせめてもう1台無いと暑くてやってられない、ということを会社に言ったら改善されて扇風機が1台増えました。

本音を言えばスポットクーラーの方がいいのですが、スペースや電源の位置の問題もあって扇風機になりました。

それでも扇風機1台増えたことでかなり作業効率が上がりました。

たった1台の扇風機で作業効率が上がるなら会社としても安い投資です。

「安い投資」ということをアピールして会社に提案してみましょう。

何より作業員の健康維持にも繋がりますからね。

塩あめ、塩タブレットを購入してもらう

製鉄所
製鉄所
栄養ドリンクや塩タブレットなども会社で大量に発注してもらい、作業中にもこまめに休憩をもらうことで熱中症になる人も少しは減りました。


↑これだけあれば1シーズンくらいなら持ちそうですね。

ライン作業はその場でずっと作業をするので扇風機やスポットクーラーがあれば快適ですが、そうでは無い仕事もあります。

荷物を運ぶ作業が多ければずっと風に当たることはできないので対策をしておかないといずれ熱中症になる可能性は高いです。

そんな時に塩あめや塩タブレットが熱中症対策には非常に有効です。

いくら朝食や睡眠をしっかり取ったとしても、汗をかきながら作業をしていたらいずれ倒れてしまいます。

水分だけでは補えない栄養分を塩あめや塩タブレットで補給しておけば不意に具合が悪くなることを防げます

もちろん個人的に塩タブレットを購入して熱中症対策をしてもいいですね。

自分で暑さ対策グッズを揃える

会社に申し入れる対策だと導入されるまでに多少時間がかかることもあります。

それまで苦しい思いをして何とか耐えるよりも、自分でできる対策を取る方が手っ取り早いかもしれません。

冷感グッズを使う

縫製工場
縫製工場
冷却シートを首に巻くのがいちばんよかったです。

年配の方は濡れタオルなど巻いてました。

あとは、遮光カーテンを設置したりエアコンを修理したりでなんとか解決してました。

鉄板清掃工場
鉄板清掃工場
夏は、首にタオルを巻いて保冷剤を入れていました。

それでも、暑いので、COOLのシャツを3枚持って行って着替えて、冷却スプレーをかけてしのぎました。

クールタオル



濡らして首に巻くだけでひんやりする優れものです。

しかも何回だって使えるのでコスパも良いです。

でも使いっぱなしだと臭くなるのでちゃんと洗いましょうね。

その他オススメの冷感グッズをご紹介します。

冷えピタ



発熱した時に使用した人もいるかと思います。

冷えピタも熱中症対策には手軽で有効なので心配な人は用意しておきましょう。

冷感スプレー



服に吹き付けるだけでスーッとしてくる冷感スプレーもいいですね。

汗をかくたびにひんやりと感じるので暑さを軽減できます。

ただし、「これを吹き付けたから熱中症対策は完璧!」というわけではありませんので水分や塩分の補給には気を使いましょう。

空調服

私が働いている工場でも空調服というファンが付いているジャケットを導入しているラインがあります。

空調服は、

  1. 小型のファンが外気を取り入れる
  2. 体の汗を乾かして気化熱の効果で体を冷やす

という優れものです。

袖が長いから結局暑いんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。

確かに「涼しい〜!最高!」とまではいかないかもしれません。

しかしメカニズムをしれば「なるほど」と思いませんか?

とはいえ、首筋を風が通るだけでも結構涼しさを感じるので空調服の有る無しではだいぶ違います。



どうしても袖が気になる方にはベストタイプもあります。

アイスベスト

空調服は着れない、という場合には中に着用するアイスベストはいかがでしょう?

内側に冷凍した専用の保冷剤を入れて着用するベストです。

保冷剤が溶ける間までは涼しいので作業時間中ずっと涼しい、とまではいきませんが日中の作業は多少楽になると思います。


個人で対策するとしても高いものだったり消耗品だったりでお金がかかりそう、と思ったらこれらの商品も会社に申し入れて導入してもらうのもアリですね

特に工場では支給された作業着を着て作業することになると思うので、空調服などは勝手に着ていると注意されかねません。
(アイスベストは中に着用するので問題は無いと思います)

夏の暑い時期の作業はどうしても大変なことが多いですが、自分の身を守るためにもできる暑さ対策はしておきましょう。

 

なお、私の知人に電池工場に勤めている方がいます。
彼とたまたま暑さの話題になった時、

「え、うちは冷暖房完備だから暑くないよ」

と言っていました。(羨ましい・・・)

自分の働きやすい環境で働く、というのも大事なことです。

どうしても暑さが苦手という方は適温が保たれている工場への転職を考えてみましょう。

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サトシ
販売→営業→倉庫と渡り歩き、金属加工工場に転職して10年目。組合の執行役員も務めているので工場の現場と会社の内部事情も色々と熟知。 これらの経験から身についた、工場や製造業の実態や情報をお届けします。 また、工場を辞めて違う仕事をしたいと思う人に向けた知っておくべき情報も掲載しています。

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