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工場勤務の女性は底辺?実は違うことをデータから理由を解説

工場勤務の女性は底辺?実は違うことをデータから理由を解説
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こんにちは!工場に転職して10年目のサトシです。

工場の仕事は底辺職と言われることがあります。

確かにホワイトカラーの仕事とは違い肉体労働で3Kな仕事なのでそのように見られるのは仕方ないところもあります。

工場は男性の仕事のイメージが強いかもしれませんが、女性が務めていたらどのように映るでしょうか?

工場の仕事はイメージだけではくくれないところもあるので、必ずしも「底辺職w」と揶揄したり「私は工場で底辺職だから…」と蔑む必要はありません。

それでも自分が工場で働いているのが気になるなら思い切って仕事を変えてみたら良いのです。

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【この記事を書いた人】

サトシ

販売→営業→倉庫と渡り歩き金属加工工場に転職して10年目。
組合の執行役員も担当し工場の現場と会社の内部事情も熟知。

結論:工場で働く女性は底辺ではありませんよ

工場でも他の仕事でも、それが真っ当な仕事なら「底辺」と呼ぶのはとても失礼なことです。

そもそも工場に勤務する女性というのは結構いるのです。

令和4年 労働力調査年報(職業別就業者及び雇用者数)によると、「生産工程」の職業に就いている女性は262万人もいます。

  1. 事務・・・847万人
  2. 専門技術・・・612万人
  3. サービス・・・559万人
  4. 販売・・・371万人
  5. 生産工程・・・262万人

上位5位はこのような結果です。

確かに事務職〜販売職までは女性が多いイメージもあり、実際にそういう結果が出ています。

しかし、生産工程で働く262万人もの女性全員が「底辺」だなんて、そんなおかしな話があるでしょうか?

出典:経済産業省 商工業実態基本調査

このように製造業において女性比率が半数以上という企業もあります。

だから「工場で働くこと=底辺」と思う必要はありません。実は周りが思っている以上に「普通」のことなのです。

なぜ工場の仕事が底辺なのかといえば、古いイメージが今も払拭されないからということにあります。

工場勤務の女性が底辺だと思われる理由

底辺だと思われる理由① 3Kのイメージがある

工場といえば「キツい、汚い、危険」の3Kのイメージが強いので「底辺」と思われがちです。

その言葉通りの工場もまだまだありますし、生産するものにより「3K」にならざるを得ない工場があるのも事実です。

逆にいえば、生産するものによっては3Kに当てはまらない工場があるのも事実です。

女性の立場としては、体力的にきつくて、仕事に行くたびに汚れてしまい、さらには怪我の危険がある職場は男性よりも避けたいと思うのも無理はありません。

そんな職場で働いていれば「底辺」と思うのも自然な流れかもしれません。

ところが時代は変わってきており、前述したように生産するものによっては3Kに当てはまらないような、一般的にイメージする「工場」とはかけ離れた職場もあります。

底辺だと思われる理由② おしゃれができない

作業着、アクセサリー不可、化粧できない(薄化粧のみ)の職場なので女性らしさに欠けてしまう。

工場によって程度の差はあれど、「肉体労働」であることは否めません。

生産するもの(食品、化粧品、薬品など)によってはアクセサリー類を身につけることはできませんし化粧も制限されることがあります。

そして作業着はおしゃれとは程遠い味気ないものです。

そういった環境で働いていると「女を捨ててる」と見られることもあるでしょう。

一般的に持つ、持たれる女性のイメージとは離れた職場なので「女性らしくない」という点で「底辺」と見られることがあります。

底辺だと思われる理由③ 学歴が低くても可能

工場の仕事は学歴を問われることが少ないので低学歴の人が集まるので「底辺」と思われることもあります。

低学歴の人たちが集まっている職場ならお察し、みたいに思う人もいるでしょう。実際にその通りの工場もあります。

元ヤンやらオタクやらの比率が多いのは否めないかもしれません。

「学歴を問われない=ろくな人間がいない」

と思われて底辺と思われることがあります。

底辺だと思われる理由④ 給料が安い

キツい仕事の割に給料が安いイメージがあるので底辺と思われることがあります。

ホワイトカラーの仕事と比べると肉体労働の割に給料が安いということもあります。

人間誰しも楽して稼ぎたいと思うものなので、なるべく負担がなくて給料がいい職場を目指したくなるのも分かります。

「楽で給料がいい」仕事があれば良いのですが、「給料も悪いのに楽じゃない仕事」と決めつけて底辺だと思われることがあります。

底辺だと思われる理由⑤ 誰でもできる

工場の仕事はマニュアル化されていることが多く、単純作業も多いので「誰でもできる仕事=底辺」と思われる節があります。

「これは自分にしかできない」というものは仕事でも何でも自分が評価されたことになるので、実に尊いものです。

しかし工場の仕事においては、特にライン作業だとそういった技術や知識は必要ありません。

マニュアル化されている

誰でもできる

オンリーワンである必要もない

ということで簡単な仕事しかできないと思われて底辺と思われることがあります。

工場勤務の女性が底辺では無い理由

どの工場でも以下の理由が全て当てはまるわけではありませんが、工場で働くことが底辺とは言い切れない理由は以下の通りです。

底辺ではない理由① 意外と給料が良い

工場によっては夜勤、休日出勤、資格手当などが付くので基本給にプラスアルファされる部分で稼げることがあります。

「仕事がきつい割に稼げない」イメージがあるかもしれませんが、きつい仕事はそれなりに給料が上乗せされるものです。

特に夜勤は生活リズムも乱れがちなのでしんどいことがありますが、手当がつくのでそれなりに稼げます。

資格手当がつく職場でいくつか資格を保持、取得すればそれだけで給料に上乗せされますし、資格によってできる仕事の幅も広がるので評価が上がって給料に反映されます。

このように、工場の仕事はそれなりに働いている人にとってはちゃんと給料に反映される仕事なのです。

底辺では無い理由② 技術が身につく

工場で働くことによって身につく技術や資格取得によって仕事の幅を広げられます。

仕事内容によって技術や資格を身につけられるので、

【仕事の幅が広がる→工場内での評価が上がり給料が上がる】

ということが期待できます。

もちろん工場以外の仕事でも技術や知識や資格で仕事の幅を広げることはできますし、潰しの効く技術・効かない技術というものもあります。

工場で身につけた技術や資格が他の仕事で役に立てられるかといえば中々そういうことはありませんが、確実に工場関連の仕事では役立てられます。

むしろ身につけたその技術や資格を歓迎してくれる工場は確実にあります。

もし今の工場に何かしらの不満があり転職を考えているのであれば、その技術をアピールしてより良い工場に転職することも可能です。

底辺では無い理由③ 時間を有効に使える

工場によっては時間がきっちり決まっていることがあるので、定時で上がってプライベートの時間を充実させられます。

また、シフト勤務であれば平日が休みになることもあるので週末にはできない用事をすませることも可能です。

夜勤がある場合も仕事に行く前に週末にできない用事を済ませられます。

特に3交替勤務の場合は残業が発生しづらいです。

【24時間稼働の工場】

一人8時間勤務で定時上がり

2交替目の従業員が8時間勤務で定時上がり

3交替目の従業員が8時間勤務で定時上がり

これで24時間工場を稼働させる

つまり、交替要員が出勤して時間になればバトンタッチです。

定時で上がればその後の予定を充実させることができます。

女性が工場勤務をするメリット

「工場=男の仕事」のように思えて実は女性の労働人口が多いのには、それなりにメリットがあるからとも考えられます。

服装に気を使う必要がない

仕事中は作業着なので「仕事のために服を揃える」必要がありません。

例えば営業などでは外出の機会もあるのでスーツなども何着も用意しなければならないでしょう。

しかし工場の仕事は作業着で完結しますし、大抵は会社から支給されます。ボロくなれば交換もしれくれます。

せいぜい出勤中の服に気を使えばいいだけですし、これも大抵の場合は私服でOKです。何だったら作業着で出勤できるところもあります。

スーツ等を何着も揃える必要が無いので節約にも繋がります。

メイクに気合を入れる必要がない

汗でメイクが落ちる、そもそもメイクが禁止という工場もあるので、あまりメイクに気を使わないでも良いです。

女性としてはあまり良い傾向では無いのかもしれませんが、日々の面倒ごとから少し解放されるのは人生が楽になります。

服装と同じように化粧品の減り具合が遅くなるので節約にも繋がります。

もし化粧しないことがある種のストレスになるのであれば、休日や仕事後などに気合を入れて楽しめば良いのです。

ある意味、仕事と休日のメリハリがつけられるので、それだけでも人生を少し好転させられるものです。

就業しやすい

学歴や資格が問われない=すぐに仕事を決められるということでもあります。

例えば結婚を機に引っ越したなど、知らない土地に行ったときでも工場の求人があれば応募して内定が出る可能性は高いです。

長く不況の続く日本なので共働きの家庭も珍しくありません。

スーパーのパートよりも給料が良くて時間や通勤などの条件が折り合えば工場で働くのもありです。

もちろんできそうな仕事、通勤しやすさ、給料といった面を考慮して、女性の自分でもできそうだなと思えば応募してみましょう。

出会いが期待できる

男性の多い職場であれば出会いの確率も上がります。

工場によっては女性比率の高い職場もあるので、必ず出会いに期待ができるとまでは言い切れません。

もちろん好みの問題もあるので必ずしもカップルが成立するわけではありませんが、それでも「出会い」の確率を上げることもあります。

もし女性が多く働く工場で出会いが無いというのであれば、手っ取り早くマッチングアプリを使用するのも一つの手です。

それでも女性として工場で働く事を底辺と思うなら、

思い切って転職しましょう。むしろそこがブラックなら迷わず転職して逃げましょう。

もしくは自分で稼げるスキルを徐々に身につけましょう。

残念ですが、底辺だと感じている今の状況を嫌だと思っても、憂いているだけでは何も変わらないのも事実です。

逆にいえば行動すれば今より状況を良くさせる可能性は上がります。

別の工場へ転職

底辺と思いつつも他の仕事にも自信が無いのであれば、今より条件の良い別の工場で働くのも1つの手です。

たまたま今の工場に底辺を感じていたりブラックな環境だという可能性もあります。

生産するものによって3Kでは無い工場や福利厚生がしっかりしている工場も確実にあります。

特に大手の工場で働けたら、底辺職を感じたとしても大手の看板ゆえにそれほど気にならないこともあります。

工場の仕事を今後も考えているのであれば環境を変えてしまいましょう。

異業種へ「転職エージェントを利用して」転職

工場から異業種に転職するなら未経験可の転職エージェントの利用が近道です。

できれば同じような仕事の方が就業しやすいですが、今の仕事が嫌で異業種を目指すならなるべく内定の可能性を上げることも考えなければなりません。

これから未経験の仕事をするのはハードルが高いですが、そのハードルを少しでも下げて転職しやすくしてくれる「未経験可の転職エージェント」があります。

普通に転職サイトや通常の転職エージェントを利用するよりも、異業種を目指す人のためのアドバイスを的確にしてくれます。

稼ぐスキルを身につける

稼げるスキルを身につければ工場の仕事をしつつ副業で稼げるので、仮に自分を底辺職だと思ってもあまり気になりません。

底辺職を感じているけど他の仕事を探してもあまり良いのが無いし・・・、というのであれば稼げるスキルを身につけましょう。

よく言われている副業は

  • ブログアフィリエイト
  • 動画編集
  • ライター
  • せどり

だいたいこの辺ですね。

しばらくは工場は辞められそうにないとしても、副業でいくらか稼げるようになったら状況は変わっていきます。

特にライター業ならパソコンとタイピングができればすぐにできますし、クラウドソーシングを使えば様々な案件があるのでそこから仕事を得られます。

むしろ時間が取れる工場勤務であれば副業に精を出せば貯金もできるし、身につけたスキルを持って異業種に転職したり独立も視野に入れることすらできます。

工場勤務の女性は底辺?のまとめ

  • 女性が工場で働いても底辺では無いです
    ・工場で働く女性は実は多い=ごく普通のこと
  • 底辺だと思われる理由は
    ・3Kである
    ・おしゃれができない
    ・学歴が低くても働ける
    ・給料が安いイメージ
    ・誰でもできる
    ・人間関係が良くないイメージ
  • 底辺では無い理由
    ・意外と給料が良い
    ・技術が身につく
    ・時間を有効に使える
  • メリット
    ・服装に気を使わなくて良い
    ・メイクに気合を入れる必要が無い
    ・就業しやすい
    ・出会いを期待できる
  • それでも底辺と思うなら転職orスキルを身につける
    ・今より環境の良い工場へ転職
    ・異業種へ転職(転職エージェントの利用がオススメ)
    ・稼げるスキルを身につけて副業として稼ぐ

さて、ここまで読んできてどのように思いましたか?

冒頭でも言いましたが、それが真っ当な仕事であれば「底辺」ということはあまり気にする必要ありません。

どの業界でも程度の差はあれど現状に不満を持な無い人はいませんし、誰でも隣の芝生は青く見えるものです。

それでもやっぱり工場で働く自分のことが気になるのであれば、スパッと転職しましょう。

現状を変えられのは自分だけですが、自分が動いたその時から未来は変わっていくものです。

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販売→営業→倉庫と渡り歩き、金属加工工場に転職して10年目。組合の執行役員も務めているので工場の現場と会社の内部事情も色々と熟知。 これらの経験から身についた、工場や製造業の実態や情報をお届けします。 また、工場を辞めて違う仕事をしたいと思う人に向けた知っておくべき情報も掲載しています。