生産するものにもよりますが、大抵の工場では冬の寒さがかなりしんどいです。
工場と寒さの関係は、工場で働く人の宿命といっても過言ではありません。
では実際に工場で働く人たちは冬場の仕事でどんな対策を取っているのか?当サイトで独自にアンケートを取ってみました。
ここでは工場で働いたことのある人にオススメの防寒対策を聞いてみたので参考にしてください。
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【この記事を書いた人】
サトシ
販売→営業→倉庫と渡り歩き金属加工工場に転職して10年目。
組合の執行役員も担当し工場の現場と会社の内部事情も熟知。
冬の工場はなぜ寒い?理由は大抵この3つ
工場が寒い理由1 空間が広い
工場は広くて天井も高いので、その空間全体を暖めることが難しいです。
オフィスならエアコンで暖められますが、広い空間全体を暖めるような暖房器具はコストもかかります。そして暖まるまでにも時間もかかります。
だから必要最低限の暖房器具しかない工場が多いです。
私が働く工場でも大型のストーブやライン作業者を個別で当てるような簡易ストーブくらいしか暖房設備はありません。
当然ストーブの周り以外は寒いです。
工場が寒い理由2 場所的な問題(郊外、海沿いにあるなど)
工場は郊外にあることが多いので風がダイレクトに当たることも多いです。
工業地帯は道路が広かったりトラックが出たり入ったりするため敷地が広いので風を遮るものが少ない分風があたり冷えます。
冬場は入出荷口のシャッターを閉めて作業をしても、入荷や出荷があればシャッターを開けてトラックを入れなければなりません。
その度に冷たい空気も入ってくるのでやはり冷えます。
このように海沿いにある工場は風も強いので余計に冷えてしまいます。
工場が寒い理由3 室温が高いと製品がダメになる
特に食品系の工場では品質を保つために温度を上げられないことがあります。
このように製造するものによっては冷蔵庫のような室温の中で作業をしなければならないこともあります。
作業員が寒いからといって勝手に室温を上げたら製品がダメになるので、どうしても製造してるものに温度を合わせなければなりません。
みんなのオススメ寒さ対策はこれ!
どれか一つを取り入れるより「合わせて使う」のが効果的です 。
実際、今回のアンケートでも
「ヒートテックに貼るカイロにネックウォーマーに・・・」
と合わせて使っている人がほとんどでした。
やっぱりヒートテックはマスト!
これを上着は二枚重ねて来て、下はヒートテックのタイツを履きます。
ヒートテックのシャツ、タイツは必須。
今回取ったアンケートではほとんどの人が「ヒートテックは欠かせない!」と言っていました。
ユニクロなら割とどこでも店舗があるし近くになければ通販もあるので手に入りやすく安いので上下何着か用意しておきましょう。
1枚だと寒いという人はヒートテックの重ね着をしてみましょう。
スポーツブランドのインナーもオススメ
スポーツブランドからも吸湿発熱効果のある肌着が出ているので試してみる価値はありますね。
ブレスサーモの中でもラインナップによっては高くなります。(ブレスサーモEXプラス)
しかしミズノの公式サイトでは
「安いという理由だけで毎年買い足すより、ずっと使える一枚を!」
とも書いてあるので気になる人は試してみましょう。
現場作業員の強い味方、ワークマンもオススメ
ワークマンでもインナー各種が販売されています。(その他防寒関連グッズも)
特にワークマンの製品は作業現場で働くことを考えて作られているので機能性は申し分ないです。
こちらも近くに店舗が無ければ通販もあるので利用してみましょう。
カイロなら1日中体を温められる
カイロにも衣類に貼りつけておけば長時間暖かさを保ってくれるものもあり、貼るタイプの物でない場合でもポケットに入れておけば指先を温めるのに重宝します。
貼る部分は腹部と両足の裏にそれぞれ貼っていました。特に足の裏は貼るのと貼らないのとでは、地面からの冷え方が全く違うので、無くてはならない物でした。
カイロも多い意見でした。
貼るカイロならポケットに入れるよりピンポイントで体の一部を暖めてくれるので寒さ対策には非常に有効です。
長いものなら10時間以上も温度が持続するので1日中温かいです。
腰や背中、お腹、足の裏などに貼っておけば寒さはだいぶ軽減されます。
特に手先を使う仕事の場合、寒さで手がかじかんでしまうと上手く作業ができないので指先を暖めるためにも重宝します。
ネックウォーマーで首筋の寒さから守る
首元を暖めるのは1番体温が上がってポカポカしてくる感じがします。
試しに着けてみたところ、これが実に暖かくて、体温を逃さずに保温してくれます。
ネックウォーマー禁止の職場で無ければ、是非ともオススメします。
首筋が露出していると体はそこから冷えてきます。
特に出荷作業に従事する場合は外気に触れることが多いので首を暖めるためにもネックウォーマーはオススメです。
工場での仕事内容にもよりますが、マフラーは機械に巻き込まれる可能性があるのでネックウォーマーの方が安全です。
もしネックウォーマーが禁止されている職場であれば、タートルネックのヒートテックを着用して首筋の冷えを防ぎましょう。
靴下を工夫して足元の冷え対策
靴下の二枚重ね+カイロはオススメします。
寒がりな人は靴下や中敷きも冬用にしたほうがいいかもしれません。
足元から冷えてくるので靴下も2枚重ねや厚手のものを使う工夫をしてみましょう。
ヒートテックには靴下もあるので冷えが気になる人は用意しておくことをオススメします。
他にも、アウトドアブランドが出している登山用の靴下はクッション性や保温性に優れているので結構オススメです。
手袋で手先指先の冷え対策
可能であればその上からゴム手袋を着けます。
手が冷えるとかじかんで動かしづらいし、しもやけになる可能性もあります。
あかぎれになると痛い思いもするし、何より手が冷たいというのは結構辛いものです。
作業内容にもよりますが手先を使うなら手袋も2重にしたり毛糸のものを使うなど工夫しましょう。
腹巻きで体の中心を温める
今回のアンケートで意外な盲点だったのが腹巻きですね。私もノーマークでした。
お腹の冷えから体調を崩すこともあるので確かに腹巻きは理にかなった防寒グッズです。
お腹だけでなく腰の冷えも予防できるので腰痛対策にも良いですね。
最近の腹巻きは薄手のタイプがあるので着膨れすることもありませんし、カイロを入れるポケット付きの腹巻きもあります。
休憩中や手の空いた時には温まる飲み物を
ホットジンジャー は体を温める効果があるので、おすすめです。
それでも冷えてしまう時は休憩時間などに熱いお茶やココアなどを欠かさず飲んで温めました。
着込んで寒さへの対策も良いですが、休憩中も暖かいものを飲んで体を暖めましょう。
ホットジンジャーは水筒に入れて休憩時間に飲むのもいいですね。
ただしあまり飲みすぎると逆に体温を奪うことにもなるし、トイレが近くなるので注意しましょう。
寒い日はストレッチで体をしっかりほぐしてから!
ケガをしないためにもストレッチをしてください。
作業前にしっかりラジオ体操やストレッチをして体をほぐして欲しいです。
寒いと体の動きが悪くなるのでストレッチなどをして体をほぐすのも重要です。
体を動かす仕事は動いているうちに体が暖まりますが、それまではやはり寒いのである程度暖かい服装はやはり必要。
せっかく寒さ対策をしても冬場は暖かい季節よりも体の動きが悪くなるので、思わぬ怪我に繋がることがあります。
動いて体が暖かくなると今度は汗が冷えるかもしれないので調節できる工夫をしましょう。
女性は特に防寒対策を!
私は冷え対策をバッチリしていましたが、結局冷えから来る婦人科の病気が悪化してしまいました。
自分は大丈夫と思っていても気付かないうちに冷え性が酷くなることがあります。
特に女性に冷えは厳禁なので、服装とカイロの併用がお勧めです。
女性は冷え性の方が多いので冬場は特に対策しておきましょう。
冷えから来る婦人科系疾患は
- 生理痛
- 生理不順
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- などなど
といった症状を起こしかねません。
他にも血行が悪くなり肩こり、頭痛、不眠などの症状の可能性もあります。
体を冷やしてしまうと新陳代謝が悪くなるので美容にも良くないです。
もしこれらの疾患がどうしても辛いというのであれば思い切って転職するのも1つの方法です。
動きやすさと体温調節のしやすさまで考えると完璧
やり過ぎて暑いと思ったら減らせば良いだけです。
特に女性は末端から冷えてくる方が多いので、足の裏を温めることをお勧めします。
下に着る物をヒートテックなど防寒出来る服を着て、なるべく動きやすく寒さも防げる服装をした方が良いです。
寒さ対策はしすぎるくらいで丁度いいと思います。
対策を少し甘く見て寒い中で仕事をすると、
- 集中できない
- 体が動かない
- 風邪を引く
といった状態になることが考えられます。
コツとしては
- 動きやすさを考える
- 体温調節のしやすさも考える
この2つを頭に入れておきましょう。
せっかく寒さ対策をしたのに動きづらくて作業効率が落ちたり、着込みすぎて汗をかいたら冷えて風邪を引いてしまった、なんてことになったら元も子もありません。
冬のマストアイテムであるヒートテックも汗をいっぱいかくと冷えてしまいます。
だから汗をかいてきたらジャンパーを脱いだり休憩中に着替えるなど、調節できるようにしておきましょう。
工場の寒さ対策のまとめ
- 工場が寒い理由は
空間が広いので全体を暖められない
立地の問題
製造する製品の問題 - オススメの防寒対策は
ヒートテック系の肌着
カイロ
ネックウォーマー
靴下
手袋
腹巻き
温かい飲み物
ストレッチ - 女性は冷えで体調を崩さないよう特に防寒対策を!
- 動きやすさと体温調節のしやすさまで考えたら完璧
というわけで工場の防寒対策について紹介していきました。
もちろん全ての工場が寒いというわけではありません。
電池工場に勤めている私の知人は「うちは冷暖房完備だよ」と言っていたので、製造するものによっては冬でも快適に仕事ができる環境もあります。
しかしそうでは無い工場が多いのもまた事実。
体調を崩さないために、そして事故を起こさないためにもしっかり寒さ対策を取ることが重要です。
どうしても寒さがダメな場合は転職してしまいましょう。
もっと働きやすい工場、または工場以外の仕事は世の中にはたくさんあります。
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製造するものや求人内容をよくチェックすれば寒くない工場・製造業は見分けられます。
求人内容に「冷暖房完備」や「空調完備」と書いてある場合は快適な職場である可能性は高いです。
他にも半導体工場などで「クリーンルームでの作業」と書かれている場合も温度が一定に保たれているので快適に働けるでしょう。
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